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「やはり小沢一郎でなければならない」の何故
http://blog.goo.ne.jp/ikariyax から転載。
民主党は小沢秘書逮捕に関連して、いまだに党内外でゆれている。
次期衆院選は、「自公」Vs「民主」の問題ではない。戦後60数年アメリカ追随、アメリカ隷属を日米間の主軸とする自民政権、汚れ腐った政権体質をひきずり落とす作業であると自覚すべきである。
小沢代表は野党の党首に過ぎない、2月には就任したばかりのヒラリー国務長官に、求められて会談している。4月には共和党大統領候補だったマケイン氏が来日、対等な日米関係を主張している。マケイン氏との会談では、小沢氏は、オバマ米政権のアフガン増派方針に言及、「軍事力で民を治めることはできない。私どもは賛成できない」と反対する考えを示した。また「在日米軍駐留は第七艦隊の存在で十分」と発言している。これほど、日本の立場を明確に主張した政治家が今までいただろうか。
紆余曲折はあったにしろ、一つの政権が60年以上の歳月を経て今も尚続いているのは、北朝鮮と日本くらいだろう。両者に共通するのは世襲体制である。旧ソ連は既に崩壊した、中国は実質上資本主義社会に変質している。
長期政権は必ず腐敗する、それは「政・官・財」の癒着構造が固定化するばかりではない。植草さんによれば「政官業外電の悪徳ペンタゴン」であると、肥大化した利権構造を指摘している。
長期政権は世襲政治家をはびこらせ、国家自体が弱体化している。実際に、今日本で起きている惨状はそれらが、顕在化したものである。政権交代が必要である。
革命を起こすわけにいかない。政権を交代させて、民主党が主導する政権になったとしても、自民とどう違うのかはわからない。だが戦後六十数年アメリカに支配された自民体制に、「ようやく終止符を打つ」かもしれない期待感がある。本格的政権交代のタイミングが近づいていることに、かすかな希望を抱いています。
こういう重要なタイミングには、「それにふさわしい人物」が必要である。理想的な政治家がいるわけがない。今このタイミングで必要な政治家は、少しは悪でも、灰汁(あく)が強いカリスマ性を有する政治家である。
仮に今、小沢代表が代表の座を降りれば、民主党は統率力を失い小物政治家の群雄割拠状態になり、自民の思う壺にはまるに違いない。
ここ数年の民主のもたつきぶりをみればわかる。たとえば、岡田氏はクリーンなイメージはあったが、前回衆院選挙で惨敗した。そのあとを継いだ前原氏が代表のとき、耐震偽装、米産狂牛肉輸入問題、ライブドア事件、防衛施設庁の官製談合事件など所謂「4点セット」により民主党は与党を追い詰める絶好のチャンスだった。
しかし、永田寿康議員の「がせねたメール」問題で、小泉政権の横暴の前に前原の稚拙な戦術で完敗し、哀れにも逆に自滅してしまった。再び、民主は同じ過ちを繰り返すのだろうか。
私は政治家に清廉潔白を期待しないし、期待すべきでものでもないと思う。企業献金であれ、個人献金であれ、「金」を寄付するのに、何の見返りも求めずに「金」を出す馬鹿はいない。政治活動は慈善事業ではない。もし何の見返りも期待しない「寄付」行為をするものがいたとすれば、それは「偽善者」でしかありえない。
昔、「政治家に清廉潔白を求めるのは、八百屋で魚を求めるようなものだ」と言った政治家がいた。
それはとりもなおさず、「献金」とその「反対給付」は、常住坐臥しているからである。常に汚職を生みやすい構造になっている。どうしても清廉潔白を求めるのであれば、少なくとも「企業献金を禁止」するしかない、その場合最も打撃をこうむるのは金権体質の自民党であることは言うまでもない。
オバマの集金力をみてみるがいい、大統領選期間中に集めた金の総額が、7億4500万ドル(約693億円)に上ることがわかっている。彼の集めた「金」がすべて個人献金だなんて信じられない。清潔そうにみえるが、彼は金にまみれている。
小沢氏が集めた金は、自民政治家の金額にすればはるかに小さい。社会のゴミと化し、薄汚いマスコミどもは、自民の政治献金には目をつむり、小沢氏の「献金」問題だけを目の敵にしている。日本の検察も社会のごみと化したマスコミを利用する。検察はそこまで落ちぶれているのだろうか、まさか米CIAの「意」を汲んだつーことはないだろうな。
最後にもう一つ言っておこう。政治評論家森田実氏の変心は許せない。今回の小沢秘書逮捕をめぐり、「政治と金」問題で小沢代表を批判している。森田氏は生涯の殆んどを政治評論家として政治をみつめてきた人、ならば見返りを期待しない「献金」というものがあるのかどうかくらいは理解しているはずである。「献金」がそういう構造になっていること自体に何故目を向けないのだろうか。また小沢氏の提案した「企業献金禁止」について何故賞賛しないのだろうか。
小沢一郎とジョン・デビットソン・ロックフェラーとの関係について、彼をネオコングループだとか、新自由主義者であると批判している者がいる。しかし、それを象徴する小泉ー竹中の改革路線を多くの国民が信じた(騙された?)ではないか。小沢氏が今の国民の惨状を理解しないわけがない。小沢氏が今尚新自由主義を信じているとは思えない。新自由主義(市場原理主義)を信奉していた中谷巌氏という著名なエコノミストでさえ、懺悔?して悔い改めている。
小沢氏が、「幽霊」か「悪魔」かは、やってみなければわからない。小泉氏だってそうっだた。この小沢という男の正体が、「だめ男」とわかれば、政権からひきずり落とせばいいではないか。
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