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「自民離れ」収まらず/農家アンケート
2009年05月08日
「自民党という名前は外してほしい」
自民党県連が農業現場の意見を聞こうと3月中旬、農協の青年連盟とJAみやぎ女性組織協議会に持ちかけた意見交換会。中島源陽(もとはる)政調会長は会を開催する前、関係者にこう告げられた。
民主党の小沢代表の公設秘書が逮捕されてから半月後。青年連盟の担当者は「特に政治的な意味はない」と話すが、県連幹部は「民主の敵失だけでは自民アレルギーは払拭(ふっしょく)できない。自民、民主双方への不満が高まっているのを感じる」とため息をつく。
朝日新聞と東北大学が3月中旬までに行った共同調査では、次期衆院選後、民主系の政権が誕生することが望ましいと答えた人の割合は全体の43%に上った。自民系政権が望ましいとした計20%の2倍以上だった=図。「好き」を100、「嫌い」を0とした政党への好感度も、自民党に対する平均値が40だったのに対し、民主党が47と上回った。
アンケートの回収時期は小沢代表の公設秘書が逮捕された時期と重なった。事件以降、小沢代表は民主党の代表を辞任すべきだという意見が強まる一方、民主党に政権を一度まかせてみてはという声もある。とりわけ多くのコメ農家が注視している減反の見直し論争はいまだ続いており、自民党の農業政策は定まっていないのが現状だ。
県農協中央会の木村春雄会長は「現状への不満から、農家の間には『新政権になれば、よく分からないけど何かがもらえるのではないか』という、あいまいな期待もあるようだ」と指摘する。
共同調査した東北大の河村和徳准教授(政治意識論)は「自民と民主の政策次第で投票先を決めようと、天秤(てんびん)にかけている農家は少なくない。東北では目先のばらまきだけではなく将来の農政のあり方で投票するという農家が増える傾向にある」と分析する。
◇
農家は今、政治をどう見つめ、何を求めているのか――。朝日新聞と東北大が宮城、秋田、山形、新潟4県のコメどころ農家計800人を対象に実施したアンケートを踏まえ、河村准教授と読み解いていく。(守真弓)
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