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日欧連携をアピール=国名言い間違えも−麻生首相
【ベルリン5日時事】チェコ、ドイツを歴訪した麻生太郎首相は、一連の首脳会談などを通じ、新型インフルエンザ対策など地球規模の課題での日欧の連携をアピールした。内閣支持率が持ち直し、政権運営に自信を取り戻しつつある首相。外遊で得点を稼ぎ、帰国後の政局で主導権を握りたいとの思惑もにじむ。
「日本と欧州は、グローバルな課題に取り組む『能力と責任感』を共有している」。首相は5日、ベルリンのフンボルト大学での演説で、百数十人の聴衆を前に、日本と欧州が広範な分野で協力関係を深化させる意義を強調した。
実際、4日にプラハで行った日・欧州連合(EU)定期首脳協議では、(1)感染症の拡大阻止(2)金融市場の安定と世界経済の回復(3)温室効果ガス削減の枠組みづくり−などでの連携を確認。成果を共同プレス声明として発表した。
個別の政策では、日本が成長回復のための財政出動に積極的なのに対し、EUは慎重姿勢を崩さないなど温度差もある。しかし双方は、7月のイタリアでの主要国首脳会議(サミット)でも主要議題となるテーマでの協調を優先。意見が対立する分野には踏み込まず、首脳協議後の記者会見で首相は「国際社会が直面する主要課題の解決に、EUとともに貢献していきたい」と力説した。
「外交の麻生」を自任する首相だが、それを疑わせる発言も。同じ会見でチェコのクラウス大統領が同国の記者から地球温暖化に関し「日本と連携が取れていないのでは」との質問を受けると、その様子を見ていた首相は「ジャーナリストが変わった質問をするのは『チェコスロバキア』だけでなく、世界中で見られることだ」。チェコスロバキアは、1993年にチェコがスロバキアと分離する以前の名称で、首相の言い間違えは関係者を慌てさせた。
プラハで記者団に、2009年度補正予算案などへの民主党の対応次第では「『さっさと(衆院を)解散しろ』という意見が出てくるかもしれない」などと言い放った首相。ただ、「有権者の半数以上は内閣を支持していない」(首相周辺)のも事実。連休明け後の政局で、首相が難しいかじ取りを迫られるのは間違いない。(2009/05/05-19:10)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009050500381&j1
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