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「続投」支持派 「辞任」期待派 双方「切り札は鳩山氏」 民主・小沢代表進退問題【西日本新聞】
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/93479
2009年5月5日 00:10 カテゴリー:政治
西松建設の巨額献金事件で、小沢一郎代表の進退問題がくすぶる民主党。報道各社の世論調査で辞任を求める声が多数を占める中、「続投」支持派と、「辞任」期待派の溝が広がり、双方が鳩山由紀夫幹事長を「最後の切り札」と頼りにする奇妙な構図となっている。
「現時点で、私は総選挙で国民の支持を得られると思っております」。4月28日、小沢氏は定例記者会見で、「自ら身を引く選択肢はあるのか」との質問に直接は答えず、次期衆院選に向けた自信を強調。進退問題などないかのような強気を取り戻しつつある。
先の名古屋市長選で大型首長選挙の連敗に歯止めがかかった形だが、直後の世論調査でも「小沢氏は辞めるべきだ」との回答が65%に上る。そんな空気を一掃し「続投」に道筋をつけようと、小沢氏に近い石井一副代表らが頼るのが鳩山氏だ。
鳩山氏は小沢氏の秘書逮捕直後から「代表を支える」と明言。続投に難色を示す菅直人代表代行や渡部恒三党最高顧問、前原誠司副代表らとはスタンスを異にする。最近も周囲に「世間的には、私が1人で代表を守っている構図になっているんでしょ」と語り、防波堤の役割を果たしている現状を自ら認めてもいる。
ただ、今後4カ月以内には衆院選が行われる状況下、小沢氏続投はマイナスとの見方が強まっている。世論調査は小沢氏に厳しい半面、支持政党や望ましい政権の枠組みに関し、自民党より民主党に期待する回答が上回る。読み取れるのは「政権交代は望むが、別の代表で」との世論だ。九州選出の衆院議員は「大まかに言えば、党内の7‐8割が辞任を求めているのでは」という。
連休明けにはそうした声が表面化する可能性もあるが、今のところは自発的辞任に期待している段階。仮に小沢氏が続投を最終決断しようとしたとき、キーマンとして名前が挙がるのも鳩山氏だ。ある若手議員は「代表に辞任を決断させられるのは幹事長。あそこまで支えた人が『ここが引き際です』と言えば、代表も従わざるを得ない」。
鳩山氏当人は4月27日の記者会見で、両派の思惑も踏まえ「代表には車座集会などで国民の厳しい声を直接聞き、自分の思いも伝えてほしい。やらなければ代表として選挙を戦えないことになる」と述べ、バランス維持に腐心した。
「もしものときは代表と刺し違えて、私も辞める」とも語る鳩山氏。最近、周囲にこう漏らしたという。「最後は2人で決着をつけます」 (東京報道部・久保田敦)
=2009/05/05付 西日本新聞朝刊=
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