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【単刀直言】石井一・民主副代表 「代表、小沢しかおらん」4月29日7時58分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090429-00000114-san-pol
■「負の遺産」
小沢(一郎民主党代表)は苦しんどると思う。
「なんにも悪いことをしてないのに、こんな状態に置かれた。ほうり出すのが一番楽だけど、自分の良心に照らして、それはできない」と。彼と選挙情勢について意見を交わしたとき、そう感じた。
確かに、小沢に対する批判があるのは事実ですよ。実は僕も、彼には政治資金は、もう少し丁寧な説明をした方がいいと注意した。何もやましいことはないんだから、使途をありのまま話せばいいんです。
西松建設をめぐる事件が、民主党の「負の遺産」として重くのしかかってきているのは否定できない。しかしながら、考えてみたら「政権交代」というなまっちろい言葉ではなく、もっと大きなことをやろうとしておったんだなぁー。100年続いた官僚支配、60年続いた自民党支配の政治の終焉(しゅうえん)が目前に迫ってきた。われわれは「よーし今度は勝てるぞ」と、少し浮ついた気分になっとたんじゃないかという反省もある。
報道各社の世論調査では、過半数の人が小沢は辞任すべきだと考えている。だから「代表を代えて、選挙を戦った方が有利だ」という趣旨で発言している者が党内にもおる。しかし、誰だといっても、せいぜい5、6人しか名前が挙がらんやろ。反対に「絶対に小沢を辞めさせたらいかん」という声が、ずいぶん僕のところには届いていますよ。そこは、小沢が最終的に判断しないといかんということなんやけども、小沢の次に誰にするかといえば困るわけや。
わが党の中には今、2番手、3番手といった人物はおらんのやから。無理して誰かを持ってくると「これで政権交代はなくなった」と、国民の期待感が「プシュー」っとしぼんでしまうんと違うかな。もっと恐ろしいのは政権をとってからのことや。小沢以外では、官僚からも自民党からもなめられてしまいますよ。だから、小沢以外に選択の余地はないんです。
しょっちゅう政権交代をしている米国や英国とはわけが違う。日本の政権交代はまさに100年に一度のチャンスや。それを目前にして、マスコミがなぜ「小沢辞めろ」の声に加担するのか。喜ぶのは自民党と公明党と役人で、最後に泣くのは国民や。新聞が辞めろというから小沢を下ろす。そんなことでは、「革命」は実行できんでしょう。
今「小沢は辞めるべきだ」と外へ向かって言うのは、天下分け目の合戦の最中に、後ろから鉄砲撃つようなもんや。党の幹部としてあってはならん行為で、見識を疑う。あんだけ人気の悪い麻生太郎首相だって、まだ自民党はみんな支えとるやないか。それが党というものであり、団結であり、政治家としてのイロハの「イ」やないか。
■役人に対抗
これでも民主党の組織は、ずいぶん成熟したんですよ。昔やったら、何か不祥事が起きてマスコミでたたかれると、足を引っ張るやつがもっとたくさんでてきて、ハチの巣をつっついたようになってた。テレビカメラとマイクがきたら本心では思ってないことを言う「ええ格好しい」が多かったんです。
ただ、民主党は結成以来の野党生活の中で、政策立案能力っちゅうのはメチャクチャに磨いた。政府の法案の対案もすぐ出すでしょう。そうした能力は自民党にない。今の民主党には、役人に完全に対抗できる力を持っているやつが各分野にぎょうさん育ってきた。
もう一つ言うときたい。「総選挙の結果次第では、公明党と組むこともあるか」と聞かれるけど、政教一体の公明党とわれわれが手を結ぶというようなことは一切、あってはならない。それは国民を裏切ることになると思ってますから。(原川貴郎)
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