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2009-04-30 08:44:08 これまで裁判員裁判制度については、最高裁判所を中心として、CM、パンフレット、DVDなどによる大々的に宣伝活動がなされている。だがそこには、市民に対して「負担は軽いですよ」「三日で終わりますよ」「難しいことは裁判官に任せてくれれば安心です」と言って、気楽に出てきてほしいというような傾向しか見られない。刑事手続の流れを解説するパンフレットには肝心要(かんじんかなめ)の「無罪推定」の原則は触れられていない[『裁判員になるかもしれないあなたへ』 ― 自由法曹団HPから 一部改変あり]。 「無罪推定」原則のないところ必ず冤罪あり、である。 アメリカの陪審員制をテーマにした映画「12人の怒れる男」(1957年作)。主人公はヘンリー・フォンダが扮する一人の陪審員。父親殺しの罪に問われた少年の裁判で12人の陪審員の一人となって裁判に参加する。有罪必至と思われた裁判で彼はたった一人、提示された証拠や証言に疑問を抱く。彼の提起で証拠、証言が一つ一つ見直された結果、12人の陪審員の評決は… 12人の怒れる男 リメイク版(ロシア映画)はこちら ⇒ 映画『12人の怒れる男』予告編 2008年8月23日公開! そこで、全労連、自由法曹団、日本国民救援会は「裁判員になるかも知れないあなたへ」のリーフレットでこう呼びかける。「私たちは ヘンリー・フォンダを探しています」と。 以上は、本日(4月30日)付「しんぶん赤旗」の「潮流」欄をもとに再構成したもの。原文はこちら ⇒ 「私たちは ヘンリー・フォンダを探しています」。こう呼びかけている人たちがいます▼全国労働組合総連合(全労連)、自由法曹団、日本国民救援会の、三つの団体です。ヘンリー・フォンダは、映画ファンご存知の名優。「12人の怒れる男」(1957年作)の、主人公を演じました▼彼の役は、父殺しの罪に問われた少年の裁判に参加する陪審員です。12人の配信インは、みんな市民です。有罪疑いなしと思われた裁判。ただ1人、合点のいかない主人公は、証拠や証言を一つひとつ見直し、「有罪」の判断をくつがえしてゆく▼というわけで、「ヘンリー・フォンダを探しています」は、わが国の裁判員になるかもしれないあなたへの訴えです。市民が刑事裁判に加わる裁判員の制度は、3週間後の5月21日に始まります▼「12人の怒れる男」に、表決をとる場面があります。「ギルティ(有罪)」か、「ノットギルティ」か。弁護士の大城聡さんが、大事な話を紹介しています。アメリカでは、子どもに学校で刑事裁判について教える。たとえば「有罪の反対は?」▼答えは「イノセント(無罪)」ではない。「ノットギルティ(有罪ではない)」だ・・・・(梓澤和幸・田島泰彦編著『裁判員制度と知る権利』)。刑事裁判で問われるのは、検察官が「有罪」を証明できるかどうかです。合理的な疑いをもたれないほどまで証明できなければ有罪ではない、というわけです。フォンダの陪審員は、この鉄則をつらぬきました。
http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10251774789.html から転載。
gataro-cloneの投稿
私たちはヘンリー・フォンダを探しています。
テーマ:日本の司法
裁判員裁判がいよいよ3週間後の5月21日から始まる。延期を目指す動きもあるが、残された期間からみて実際には制度開始は動かし難い。
http://www.youtube.com/watch?v=A7Nkzrma0ns
http://www.youtube.com/watch?v=hVK5UtOT65s
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