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こんな記事を発見。
民主党:【衆院本会議】「人を大切にする」予算を訴え 鳩山幹事長代表質問
さらに、ムダづかいの象徴として「アニメの殿堂」を挙げ、「巨大国営マンガ喫茶だ」と論評、なぜ117億円もかけるのかを追及した。首相は、メディア芸術の国際的拠点になると強弁した。
http://www.dpj.or.jp/news/?num=15843&ref=rss
ん?
なんだそれ。「アニメの殿堂」だと?
調べてみたら、出てきた。
国立「アニメの殿堂」|真夜中の不定期便、萌えよ!ライトニング第19課の食いしん坊日記 通称ミサブーフ
朝日新聞から
「アニメ・漫画・ゲームの『殿堂』の創設に文化庁が乗り出した」
日本が世界に誇る「メディア技術」と位置づけ、その発信拠点として「国立メディア芸術総合センター」
を作ることになったの。
国がアニメや漫画に特化した施設を作るのは初めてなの
センターではアニメなどの映像作品を鑑賞したり、漫画を読んだり、ゲームを体験出来るの
政府の新経済対策のひとつとして設立に予算117億円を盛り込んだの
センターはアニメ・漫画・ゲームに関する作品や情報収集・保存を行うの
海外へのショーケース的な役割もになう考えで、日本文化に関心を持つ外国人に
「最先端の日本文化に触れる場」としてアピールする予定
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・・・・・・・政府も転落の日も10ノットくらい早くなったの・・・・・
別にアニメや漫画に特化した施設を作ったて・・・・役にたたないだろ・・・
まず、外国人は自分の国でも日本のアニメは放送されているし(少しズレがあるけど)
でかい本屋に行けば日本の漫画がズラリと並んでいるの(少しズレがあるの)
だから、多分外国人はそこには行かず、最初からアキバ、日本橋(大阪)に行く訳
日本政府も庶民の事については疎い政策になったの
http://ameblo.jp/piporiba1549/entry-10240306210.html
正式名を「国立メディア芸術総合センター」 と言うらしい。さすがにオタク系の人にも「不評」のようだ。そりゃそうだ。
情報ソースはこれだ。
↓
asahi.com(朝日新聞社):アニメやゲームに国の「殿堂」 東京都内に設立構想 - 文化
アニメやマンガ、ゲームの「殿堂」の創設に文化庁が乗り出した。日本が世界に誇る「メディア芸術」と位置づけ、その発信拠点として「国立メディア芸術総合センター」を東京都内につくる。アニメ「つみきのいえ」と映画「おくりびと」が米アカデミー賞を受賞したことを弾みに、日本発の新しいアートの旋風を巻き起こすねらいだ。
国がアニメやマンガに特化した施設をつくるのは初めて。センターではアニメなどの映像作品を鑑賞したり、マンガを読んだり、ゲームを体験したりできる。政府の新経済対策の一つとして、設立に向けた予算117億円を盛り込んだ。交通の便がよい東京都心に施設を建てる方針だ。
日本のアニメやマンガは「ジャパン・クール」として国際的に高い評価を受けている。だが、作品や情報がまとまっている施設はなかった。文化庁は97年度から優れた作品を紹介する「メディア芸術祭」を都内で開いているが、展示期間は10日間程度だ。
センターは、アニメやマンガ、ゲームに関する作品や情報の収集・保存を行う。海外へのショーケース的な役割もになう考えで、日本文化に関心を持つ外国人に「最先端の日本文化に触れられる場」としてアピールする。京都市と京都精華大学が運営する京都国際マンガミュージアムやNTTインターコミュニケーション・センター(東京都)など、国内の大学や企業が持つマンガやデジタルアートのミュージアムとも連携する。
メディア芸術は、コンピューター・グラフィックスなどデジタル技術の進歩で多彩に発展している。スクリーンに映った自分の姿にまったく別の映像が重なって踊り出すなど、体験型、双方向性の作品が次々に生まれている。
こうした側面から国は、国際的な競争力を持つ産業としてもメディア芸術に注目。文化的な影響力を高める「ソフトパワー」の育成にもつなげたい考えだ。(小川雪、上野創)
http://www.asahi.com/culture/update/0409/TKY200904090145.html
>「ジャパン・クール」として国際的に高い評価を受けている
逆だよ。クール・ジャパンだよ(笑) 役所のリリースをそのまま垂れ流すから、ミスまで載ってしまう。
それはともかく、
>国内の大学や企業が持つマンガやデジタルアートのミュージアムとも連携する。
いかにも利権のにおいがプンプンする。
さて、ここで詳しくない人にお復習いしておこう。
90年代までの「土建」、00年代までの「IT」に続く巨大利権・・・
それこそが「環境」と「ソフトパワー」である。
利権とはいえ、完全に間違っているわけではない。いや、必要なものと言った方がいい。
あくまでも金の使い方の問題である。一定の投資はどこの国でもしている。
けれど日本の場合は、毎度のコトながら、利権化してしまう。これが争点だ。
「利権化」せずに「一定の投資」をして頂くことがベストというわけだ。
環境ブームのなかで、わけのわからんモノに金がつけられることもある。
同じようにソフトパワーにも、そーゆーのがありそう・・・ってことよ。
この投稿はブロガーやここを見ている(らしい)一部知識人にわかってもらいたいので、
もう少し深い話をしておく・・・・。偉そうですまん。
では、ゲームの話をする。
ゲームは80年代から普及したソフトパワーである。
今でも人気がある。議論はあるが内容的には90年代の作品が最も良質だったとの見解もある。
90年代:冒険もの アクション などが 子供を中心に人気
00年代:脳ゲーム クイズ などが 大人を中心に人気(中年主婦層も購入しまくっている)
要約すれば90年代の「どんどん難しくなる」のが終わって、今は「誰でも簡単に楽しめる」ようになっている。
お笑い芸人と似たようなもんだ。
本力で勝負する左脳的なお笑いが終わって、今は、一発芸の右脳的なお笑いばっかりになっている。
実は、アニメやマンガ(もしかしたらネットも?)も 似たような傾向がある。
さて、外国で人気があるのは、どちらだろうか?
知り合いの中国人に聞いてみたら、当然・・・・言うまでもなく、前者。
宮崎駿みたいな左脳+娯楽タイプである。すごい軽い話なのだが、多少は奥が深いかも、という程度のやつ。
確かに外国でも00年代以降のメイド服みたいのも人気があるようだが、それは一部のマニア層に過ぎない。
比較的、日本ブームが早めに来た韓国では、既に00年代の日本のソフトパワーはマニア層に限定されつつある。とくに「萌え」系アニメはもう相手にされていない。飽きたといったところか。遠く離れたヨーロッパ各国なら尚更のことである。
日本でも、遅かれ早かれ、そうなるかもしれない。(たぶん一番遅いだろうけど)
ではなぜ、90年代と00年代とで、変わってしまったのか。
ひとつには、産業構造の変化だ。
90年代までは、社会主義的な日本の風土も手伝って、全員一軍でゲームを作っていた。
00年代以降は、派遣やらバイトやらと分外もあって、ゲームを部分部分で仕分けで作るようになった。
ひとつの個体を作り上げる作業から、パーツ(部品)を担当者がテンプレートに従って作る。
全員が、手作業(オーダーメイド)だったのが、1人1人がパソコンを使って、機械のように、特定の作業をする。
というふうになった。
機械化が全部悪いわけではない。しかし最近はやりすぎである。
どちらにもメリットデメリットがあるものの、
まさに、日本の「会社」の移り変わりがここにある。
さて、ここまで書けば、もうおわかりだろう。
ソフトパワーを発展させるには、バイトやら派遣やらを導入して機械のように作っている・・・という構造を変える必要があるのだ。そうすれば一発芸的な作品消えていく・・・宮崎駿的な作品が増えてくる・・・はずである。
そのために何が必要なのかを議論すると良いだろう。
そうやって「ソフトパワー」の利権化を阻止するべきなのだ。
その上で、今回の「117億円投入を大企業中心にバラまく」を評価したい。
言うまでもない。無意味だ。いや、害悪だ。
金はバラまいたところで、雇える非正規雇用の数が一時増えるだけで、すぐにまたリストラになる。もちろん良質な作品は生まれない。
しかも、大企業にバラまくといった「上からの押しつけ」では機械化した作業がまた増えるだけだ。
そもそも! “日本のソフトパワーは、国が育てた形跡はない!!!!!!”
大切なのは “株価重視の機械化した作業を無くして、オーダーメイド志向”にすること。である。
代わりに必要な政府は政策は何か?
それは、“大企業が独占していた市場を、中小や個人に開放”することである。
詳細は省く。
これは記者クラブ問題に似ているだろう。
一つ例を出す。
「ジャスダック」問題というのがある。著作権が独占されてるという例の話だ。
これを潰して、開放させる必要があるわけだ。
さて、ここで大事な問題がある。
某動画サイトや音楽企業が「ジャスダック利権を奪おう」としているという事実だ。
これでは利権がその企業に移動するだけである。これでは意味がない。
つまり既得権益を批判して、いざ相手が倒れそうになったときに、批判してた奴が既得権益を得るという構図だ。こりゃ最悪だ!
こーゆーことは 現実にたくさんある、注意深くニュースを見て欲しい。
ソフトパワーの発展とは、
“大企業中心だった利権の開放”“中小や個人でも参入できるようにする”
“そのさい、新規参入者に第二の利権屋がいないかどうか注意して監視する”
“上からの押しつけ的政策では大企業が一発芸的作品をリリースようになるだけ”
“外国では既に、あるいは日本でも将来的には、一発芸作品は人気が出ないと思われる”
・・・ことを覚えておこう。
もちろん、第二の利権屋を支援しているのがITmedia=ソフトバンクやライブドア残党であることは言うまでもない。
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