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(回答先: 民主党内には「衆院解散時に（小沢が）代表を辞任する」との見方が強い／森田実 投稿者 仁王像 日時 2009 年 4 月 24 日 19:40:36)
・森田実／2009.4.20（その１）
「最近の日本の政治状況について」――海外プレスのＥ記者のインタビューで私が語ったこと（その３）
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C05268.HTML
以下は海外のプレスのＥ記者のインタビュー（要旨）のつづき〈その３〉である。
【Ｅ記者】次の総選挙で「民主党が勝つ」とはどういう意味か。過半数をとることか？
【森田】第一義的には「第一党」になり政権をとること。これが最低の目標。最大目標は過半数をとること。過半数をとればもちろん第一党になるが、たとえ過半数をとれなくても第一党になれば政権をとることは可能だ。この場合は連立政権となる。
総選挙後、大連立政権が生まれる可能性は高い。自民党と民主党の外交・安保、経済政策の基本理念はほとんど同じであり、自民党の大幹部、民主党の小沢代表ともに大連立志向である。
【Ｅ記者】次の総選挙で「自民・公明」が過半数をとったときも大連立はあり得るのか？
【森田】あり得ると思う。2005年９月の総選挙で「自民・公明」の与党が３分の２以上の議席をとり、与野党逆転の参議院で法案が否決されても、衆院の３分の２以上の賛成で法律を制定することができた。しかし、次の総選挙で与党が３分の２以上をとることは不可能だろう。３分の２をもたなくなれば、大連立をする以外に道はない。
【Ｅ記者】民主党が過半数をとった場合は？
【森田】同じことが言える。民主党単独では参議院で過半数に達しない。いまは社民党と国民新党との連携で参院で過半数をもっているが、社民、国民新両党との連携が解消されれば（この可能性はある）、たとえ衆院で過半数をとっても法律を制定する力を失う。したがって、民主党主導の大連立は十分あり得る。
【Ｅ記者】自民・民主の大連立ができれば、日本の政治は政治イデオロギー、政策の一致によって再生するのではないか――との期待が海外のプレスにはある。森田さんはどうみているか。
【森田】大連立が誕生し、いままでの理念なき対立・抗争を収拾して大同団結し、国民のための政治が行われればよいと日本国民の多くが期待している。私は批判勢力なき大政翼賛体制には反対だが、自民・民主大連立政権が国民のためによりよい政治を行うことを望んでいる。しかし、この可能性は少ないと思う。
第一に、日本の外交・安保政策を決めているのは米国政府であり、日本政府に自主的決定権はない。日本政府は「風にそよぐ葦」のごとき存在だ。
その上、日本の政治家、官僚指導層、経済界リーダー、マスコミのなかにブッシュ時代の新自由主義の影響が強く残っている。大連立政権が成立しても、この状況は変わらない。結局は、日本の政治は米国政府による外圧によって振り回される状況が継続するだろう。（つづく）
・Re: 森田実氏の健全な政治言論に接するとホッとする
http://www.asyura2.com/07/dispute26/msg/744.html
投稿者 仁王像 日時 2007 年 11 月 05 日 12:17:04: jdZgmZ21Prm8E
・Re: 小沢さんは首相になれない、と民主党幹部／森田サイト
http://www.asyura2.com/07/dispute27/msg/139.html
投稿者 仁王像 日時 2007 年 11 月 30 日 21:00:35: jdZgmZ21Prm8E
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