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(回答先: ＜石巻市長選＞亀山紘氏が初当選 投稿者 めっちゃホリディ 日時 2009 年 4 月 20 日 07:27:51)
4月20日6時12分配信 河北新報
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090420-00000006-khk-l04
任期満了に伴い１９日に投票が行われた宮城県石巻市長選で、初当選した新人の亀山紘さん（６６）は、３月まで地元の石巻専修大理工学部教授を務めた。大学で「研究一筋」という、東北の自治体でも異色の経歴を持つ市長となる。政治的に複雑な「政争のまち」石巻で、衆院議員秘書を振り出しに「政治一筋」だった現職に代わって誕生した学者市長に、閉塞（へいそく）感脱却への期待が膨らんだ。
午後９時４５分、大勢の支持者が詰め掛けた石巻市中里の亀山さんの選挙事務所に「当確」の第一報が入ると、「やったぞ」と喜びが一気にはじけた。
選挙戦には政策的な争点が見当たらず、市議会との対立で混迷する市政運営や、タクシー券私的利用などが問題視される市政の刷新か継続かが最大の焦点だった。
「古里、石巻の混迷を憂慮する。何とかしなければ」と、定年退職まで４年を残して立候補を決意。３カ月弱の短期決戦で勝利した亀山さんは「市民のための政治を実現するには、これからが大事だ」と冷静に語った。
太陽光利用など環境科学が専門の亀山さんは、生粋の大学人。選挙中は「学者に政治は任せられない」との批判も受けた。それでも「透明で公正な判断をできるかどうかが大切。むしろ素人が良い」としなやかにかわした。
東北の現職首長では、大館市の小畑元（はじめ）市長が青森大教授の経歴を持つが、もともとは旧建設省の官僚。研究者出身の現職首長は全国で、社会工学専門の石見利勝兵庫県姫路市長（前立命館大政策科学部長）、琵琶湖の水環境研究で知られる嘉田由紀子滋賀県知事（前京都精華大教授）らがいる。
亀山さんは「科学者はそもそも未来志向で前向き」と語り、「環境関連産業の誘致」などの政策も公約に盛り込んだ。産学官連携で亀山さんと長年の付き合いがあり、選対本部長を務めた市内の設備会社役員石川茂男さんは「科学者には問題解決能力がある。石巻の課題に道筋を付けてくれるはずだ」と期待する。
石巻商工会議所の浅野亨会頭は「第二県都にふさわしい品格のあるまちづくりの先頭に立ってほしい。政治経験のなさは、周囲のサポート態勢と市役所組織の風通しを良くすることで克服できる」とエールを送った。
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