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http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20090419/CK2009041902000090.html
【千葉】
候補選定で民主苦心 千葉市長選
2009年4月19日
千葉市長選の候補者擁立に向けて話し合う市民ら=千葉市で
任期満了に伴う千葉市長選(六月十四日投開票)の投開票まで二カ月を切った。現職の鶴岡啓一市長は、既に引退を決めており、新たな市長を選ぶ重要な選挙になる。しかし、これまで立候補を表明しているのは後継指名を受けた前副市長の林孝二郎氏(63)ただ一人。市議会第二会派の民主党は候補者選びに苦心し、擁立断念もささやかれ始めた。準備期間を考慮すると、大型連休前が選考のリミットになりそうだ。残された時間は少ない。 (宮崎仁美)
今月十三日、同市中央区に市民ら約三十人が集まり、候補擁立を目指して意見を述べ合った。主催したのは「市政に憲法と地方自治法の精神を生かそう」と訴える市民団体「市民の千葉をつくる会」。鶴岡、林両氏が官僚出身であることから、「天下り市長が続き、市民本位ではない」と市政転換の必要性を確認。自民党が推薦する林氏に対抗するには、「民主、共産、市民ネットなどが協力して統一候補を立てるべきだ」として政党側と話し合いの場を持つことを決めた。
つくる会世話人の舘正彦さん(67)は「勝利のためには野党の共闘が必要。市民として後押ししたい」と話す。会の呼び掛けに対し、共産や市民ネットは統一候補擁立に柔軟な姿勢を見せている。
一方、あくまでも独自候補にこだわる民主は、ギリギリまで選考作業を続ける意向だ。しかし、市議団の三瓶輝枝幹事長によると、立候補を打診した十人近くに断られているのが実情で、あきらめムードも漂う。
候補が決まらない背景には、三月の知事選で候補の推薦をめぐって迷走し、最終的に推薦した候補が約四十万票差で大敗した影響がある。市議の一人は「この状況で、立候補する気骨のある人がいるのだろうか」と弱音を吐く。
小沢一郎代表の公設秘書が起訴された違法献金事件による逆風の中、市議の一部は知事選、市長選の連敗を懸念し、「無理をしないで総選挙に備えた方が良い」と消極論に傾いている。
さらに、今月六日、支持基盤の連合千葉が林氏の推薦を決めたことで、より困難な状況に追い込まれた。ここで対立候補を立てて連合と一戦交えるようなことになれば、総選挙にしこりを残すのは避けられない。
ただ、「不戦敗に終わったら有権者は民主党に失望し、それこそ総選挙に影響する」と、党内部からの擁立を主張する主戦論も一部残っており、意見はまとまらない。
党県連の河野俊紀幹事長は「難しい局面になったのは事実」と認め、「(候補者を擁立できなかったら)情けない。そうならないために真剣にやる」と険しい表情で話した。
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