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民主党に問われていること【永田町徒然草 】
http://www.liberal-shirakawa.net/tsurezuregusa/index.php?itemid=987#more
今日も全国的に天気が良いようである。いうならば“日本晴れ”だ。しかし、多くの人々の心は晴れているのだろうか。私にはどうしてもそう思えないのである。国民の心が晴れるためには、良い政治が行われていることである。だから政治の究極の極意は、“爽やかな秋晴れのような社会を作ること”だと考えているのだ。
ROMとはひとあじ違う楽しさと怖さがあるでしょう。>以前からROMしていた者です。ギリギリ20代です。
ogreさん、初めまして。今回の書込みをしてみてどうでしたか。これまでとは違った楽しさと怖さ(?)があったでしょう。見ることと参加することの違いです。これからも時々書き込んで下さいね。ぎりぎりの20代は政治の世界では非常に若い。多分このBBSでもごく若い方でしょう。
>(白川先生が渋谷で職質された事件を契機に、徒然草の読者となりました)
そうですか。相変わらず「忍び寄る警察国家の影」へのアクセスは多いのです。「警察国家」→「検察国家」 ここは踏ん張らなければなりませんね。
>民主党は今はフラフラせずにどんどん反攻の二の矢三の矢を放ってほしいです。若手はそのネタを必死こいて考えて欲しいです。昔の社会党の時よりずっと人材に恵まれていると思っています。小沢代表の最後の戦いを応援しています(亀井さんはどうしようもない人だと呆れています)。
「昔の社会党の時よりずっと人材に恵まれていると思っています」とありますが、本当にそうでしょうか。少なくとも昔の社会党は堂々たる野党でした。民主党は、まだ野党としても一人前でありません。それなのに自民党よりも立派な政権党になれるという自惚というか驕りが民主党にあることを私は危惧しています。
大野党にはなりましたが、しょせん野党に過ぎません、だから堂々たる一人前の野党になりなさい、その野党振りを見た上で国民は民主党に政権担当能力があるかどうか決めるのです。もう政権を獲ったつもりになっていることに嫌らしさを感じるのは、私一人でないと思っているのですが…か。
欲張らなくても良い。「興一利不若除一害」を肝に銘じることを私は強調しているのです。検察国家にはさせない。立派に一害を除くことではないでしょうか。
引用の記事は、『平成海援隊 Discussion BBS政治議論室』への私の書込みである。ROMから新しく書込みした若い人があったので、レスを付けたのだ。その書込み全体についてはここに貼り付けておくのでご覧いただきたい。BBSの投稿規定があるので、私以外の書込みの引用ができないのでご了承の程を。しかし、少し時間が経つとこれは見れなくなるかもしれない。BBSのキャパシティの関係で順次消されていくのかもしれないからである。
「(永田町徒然草を)私はブログと言われるのを好まない。ブログには日記というイメージがある。日記は人に見せるものではないだろう。私が目指しているのは日記ではない。評論だ。戦いの檄を飛ばすことである。」と永田町徒然草No.1144「渡る世間は…」に書いた。
ブログは “web log”を縮めた造語である。webはもちろんWebサイトのことだ。logには、@丸太、丸木 A航海日誌、航空記録 B対数などの意味がある。ブログの“ログ”はAに意味で使われているのだろうが、丸太小屋のようなブログも結構ある(笑)。私が白川勝彦Webサイトに掲載した記事は、私が削除したり訂正しない限り、“永久不滅”である。私はそのような覚悟で永田町徒然草を書いているし、雑誌などに掲載された私の記事を収納している。
閑話休題。今日も日曜定番の政治番組を見ている。醜悪な政治家や主張が溢れている。TBSの『日曜討論』で亀井静香氏が「小沢一郎民主党代表は、代表を辞任すべきだし、辞任するだろう」と言っていた。亀井氏は政界では珍しく小沢事件を「検察を使って政敵を抹殺する行為」と発言してきた。ほぼ私と同じような論旨と理解していた。その亀井氏が小沢代表に辞任を求めたのである。一部にはかなりの動揺が走るであろう。
20日前に私は小沢代表とおさらば(笑)したが、いまでもそんなことをいうつもりはない(永田町徒然草No.1128「さらば、小沢一郎。」参照)。前記引用した記事で私が言いたかったことは、このことに深く関係している。今度の総選挙で民主党が勝って政権を獲れるかどうかは、どこまでいっても所詮は可能性の問題である。しかし、民主党が警察や検察の卑劣な行為とどう向き合うかは、可能性の問題ではない。民主党が決断すれば現実にできることなのである。
検察・警察・官公署の理不尽な権力行使に多くの国民が泣かされてきた。現在も泣かされている人は沢山いる。日本の野党は少なくともこうした人々の味方であった。それは野党の輝かしい伝統であった。政権党たる自民党に籍を置く私も認めざるを得ない現実であった。民主党はこのような野党の伝統を引き継ぐのか。それが問われているのである。民主党が政権を担うことになってもこの伝統は守るという意思があるかどうかが問われているのである。「21世紀の日本は、理不尽な権力行使をしない」と宣言することは重要なことではないか。
民主党が“一致結束して闘わなければならない”ことは、このことなのである。その本気度を国民はジッとみているのだ。民主党が選挙に勝てるかどうか。原理原則からいえば、所詮は民主党の問題に過ぎない。民主党支持者の問題である。「21世紀の日本は、理不尽な権力行使を許さない」ということは民主党の問題に止(とど)まらない。いまや大野党となった民主党がそのことを宣言し、そのために努力するとしたら、実に大したことである。きっと多くの国民は理解するであろう。
私はそのような行動を期待してきたが、そのような行動をしてきたとは思わない。だから民主党はどんどん追い込まれているのである。しかし、民主党の行動はまだまだ変えることができる。だから、私は「小沢代表は辞任すべき」などと言わないのだ。小沢氏は問題の本質を理解しているものと思われるが、本人の置かれている立場と生来の“口下手”のため必ずしもそのような展開になっていない。いまさら言っても“時期の遅れた主張・抗弁”と言われるかもしれないが、絶望的ではない。戦いでは可能性があるならば努力しなければならない。今日は以上にしておこう。
それでは、また。
* 09年04月19日 10時08分AM 掲載
* 分類: 2.国内政治
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