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週刊文春4月16日(木) 12時43分配信 / 国内 - 政治
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090416-00000000-sbunshun-pol
九月十日の衆院議員の任期満了まで五カ月となったが、永田町では審議が紛糾することもないベタ凪状態が続いている。野党第一党の民主党が、準大手ゼネコン・西松建設の不正献金事件で小沢一郎代表の公設第一秘書が逮捕された三月三日以降、腰砕けの戦闘停止状態に陥っているためだ。
その典型が、小沢氏の側近ナンバーワンを自任する山岡賢次国対委員長。以前は小沢氏の威光をかさにきて「俺は特命全権大使だ」と国会を我が物顔で闊歩していたが、小沢氏の秘書逮捕を境に威勢のいい発言は影を潜め、頻繁に開いていた担当記者とのオフレコ懇談も取りやめている。
民主党国対関係者が、その背景を解説する。
「山岡委員長は三月末の二〇〇九年度予算成立に合わせて決戦を挑むシナリオを描いていました。具体的には、参院で麻生太郎首相の問責決議案を可決し、以後の国会審議を全面的にボイコットする。『追加経済対策は、選挙で国民の信任を得た政権が実施すべきだ』と主張し、直ちに衆院を解散し総選挙を行うよう要求する考えでした。しかし、とても全面戦争を仕掛ける状況ではなくなってしまった」
小沢氏の問題が片付くまで国対の出番はない。担当記者に国会戦術を尋ねられても答えようがない。だから口にチャックをし、マスコミ向けの発信もやめてしまったというのである。実際、山岡氏は前半国会最大のヤマ場だった〇九年度予算案と関連法案の採決に際しても、「一定の審議時間を確保できれば採決に応じていい」と徹底抗戦派を抑える側に回り、あっさりと年度内成立を許した。
「理由は西松問題ばかりではないはず」と指摘するのは自民党国対関係者。山岡氏が、政治団体「ネットワークビジネス推進連盟」から、二〇〇七年までの三年間に百六十万円の献金を受けていたことが、影響しているようだ。
「小沢氏の秘書逮捕を受けて、民主党とマルチ業界の関係にもう一度関心が集まるのではないか。場合によっては自身はともかく、業界寄りの国会質問をしていた前田雄吉衆院議員(民主党を離党)が取り調べを受ける事態もあり得るのではないか。山岡氏はそう考え、ほとぼりが冷めるまで塹壕(ざんごう)にこもる腹なのではないでしょうか」(同前)
超大型の〇九年度補正予算案が国会に提出されてもそんな姿勢のままでは、自民党に利するばかりなのだが……。
(週刊文春2009年4月23日号「THIS WEEK 政治」より)
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