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http://www.news.janjan.jp/government/0904/0904151626/1.php
「完全無所属」に騙された! 森田知事を告発
田中龍作2009/04/16
千葉県知事に当選した森田健作氏が、実際には自民党の支部長だったのに選挙のさいに「無所属」を名乗っていたのは公選法に違反し、また外国系企業から寄付を受け取っていたのは政治資金規正法違反にあたるとして、千葉県の市民団体が千葉地検に告発した。同地検特別刑事部は「できるだけ早く回答する」と答えたという。
森田健作・千葉県知事が自民党の支部長を務めていながらことさらに「無所属」を名乗り、外国系企業から寄付を受け取ったのは、公職選挙法違反(虚偽事項の公表)と政治資金規正法にあたるとして千葉県の市民団体が15日、千葉地方検察庁に告発した。市民団体は森田知事の当選無効を求めていく構えだ。
告発したのは、市民運動家や(正真正銘の)無所属の県議会議員らで作る「森田健作氏を告発する会」。千葉県の有権者850人の告発委任状を添えている。
千葉地検に告発状を提出する市民団体(筆者撮影)
告発状などによると―-
森田健作氏は2005年頃から千葉県知事選挙当選時の今年3月まで「自民党衆議院東京選挙区第2支部」の代表者だった。政治家個人では受けることはできない個人・企業献金を同支部で受け「森田健作政経懇話会」に寄付していた。その額は1億5,030万円にのぼる。
資金に裏打ちされ名実ともに「自民党の支部長」だったわけである。にもかかわらず、森田候補は選挙戦で「無所属」を強調した。公設掲示板のポスターは太字で『無所属』、法定ビラには『完全無所属』とさえ記されていた。
こうした事実は、経歴や所属団体などについて虚偽の公表を禁じた公職選挙法235条第1項に違反する。
「完全無所属」と記した法定ビラ
また、森田氏が代表を務める「自民党衆議院東京選挙区第2支部」は、外資系の日用雑貨販売会社ドン・キホーテから2005年と06年に計980万円の寄付を受けていた。06年12月の改正まで、政治資金規正法(第22条の5)は、持ち株比率が50%を超える外資系企業からの寄付を禁じていた。同支部はこれに違反する。(ドン・キホーテの外国人持ち株比率は05年が50・62%、06年は51・82%)
公平な対応求められる検察庁
「森田健作氏を告発する会」の中核となっている市民団体の事務所には千葉県内の有権者から電話が相次いでいる。「『森田』の名前を書いてしまったことが悔しい」「夫婦でだまされた」……。
千葉地検まで足を運んだ白井市の男性(68)は筆者に「普通の市民は彼が自民党とは分からない。だから『完全無所属』にだまされた。そんな男が知事をやるのは許せない」と憤懣をぶちまけた。
公設掲示板のポスターには「無所属」と肉太で(撮影:神山玄太)
告発状を出した市民団体によると、千葉地検・特別刑事部の高瀬一嘉部長は「主任検察官を決めて十分に捜査を行います。できるだけ早く回答します」と答えた、という。
「政党のためではなく千葉県民のために政治をするんで〜す!」と拳をあげ、法定ビラに「完全無所属」と記されていれば、大概の有権者は信じ込む。「虚偽事項」に騙されたわけである。
衆院総選挙を目前に民主党・小沢代表の公設秘書を「政治資金規正法違反」で逮捕・起訴した検察庁に国民の目は厳しい。検察庁の公平な対応が望まれる。
◇ ◇ ◇
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