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2009/4/13 10:00
http://netallica.yahoo.co.jp/news/73891
●政治資金規正法に触れる疑いも
「さらば知事と言おう」――。6日に初登庁した森田健作千葉県知事(59)が大ピンチだ。選挙中に「完全無所属」を名乗りながら、都内の自民党支部代表だったことに対し、千葉県議らでつくる市民団体が15日にも、公職選挙法違反の疑いで千葉地検に告発状を提出する。
地検が受理するかどうかは不明だが、今後の展開によっては“当選無効”に発展する可能性も出てきた。
市民団体は「森田健作氏を告発する会」。告発状によると、森田は自民党の「東京都衆議院選挙区第2支部」の代表を務めながら、法定ビラに「完全無所属」と記載。支部に入った1億6000万円の企業・団体献金(04〜07年)のうち、9割以上の1億5000万円を自身の資金管理団体「森田健作政経懇話会」に寄付していた。
自民党との強い結びつきは歴然で、公選法235条に規定された「身分の虚偽事項の公表」に当たるとしている。
「森田氏は、自民党籍を持ち、支部長でありながら、当選する目的で完全無所属という県民ダマシの虚偽公表をしたのです。本人は『千葉のトップセールスマン』と言っているが、これでは『汚れた政治日本一の千葉』になる。当選無効にして知事を交代するべきです」(吉川洋県議)
●構図は西松献金問題と同じ
この問題を追及された森田は会見で「無所属は無所属」なんてトボけたが、問題はこれだけじゃない。
「政治資金規正法に触れる疑いです。規正法では、企業・団体からの献金は政党や支部団体に限られているが、森田知事の場合、政党支部に入ったカネがそっくり個人の管理団体に流れている。政党支部を隠れミノにした格好です。西松建設OB団体から献金を受けていた小沢氏と構図は同じ。衆院法務委員会でも、森田知事のケースが『迂回献金に当たるのではないか』との指摘が出ていました」(地元記者)
千葉選管によると、仮に森田が当選無効になった場合は「知事選のやり直し」(担当者)になる。
本人は今のところ辞める気はサラサラないが、1回の知事選でかかる費用は約18億円。森田が居座っても辞めても、県民はトホホである。
(日刊ゲンダイ2009年4月10日掲載)
2009/4/13 10:00 更新
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