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2009/4/12 10:00
http://netallica.yahoo.co.jp/news/73805
●番組中に言い訳タラタラ
先週末、日本中の自治体が北朝鮮のミサイルに厳戒態勢を敷いていた。秋田県を筆頭に、政府の「エムネット」情報に目を凝らし、“誤報”の4日も、発射の5日も緊張が続いた。もちろん宮崎県も例外じゃない。それにもかかわらず、東国原知事は、いつもの通りノンキに東京でテレビ出演していた。舞台裏を知ると、その“無責任ぶり”に呆れてしまう。
東国原知事が出演したのは、4日(土曜日)午後6時30分からのTBS「オールスター感謝祭」。新番組の出演者など200人以上が勢揃いし、お祭り騒ぎする大型クイズ・バラエティーだ。東国原知事は、「赤坂5丁目スーパーミニマラソン」という恒例のコーナーにランナーとして登場。ヤンヤヤンヤの声援を浴びたが、ハタと事の重大さに気づいたのか、アナウンサーが「今のお気持ちは?」とたずねると、笑いもせず、こう答えた。
「盛り上がっている中、テンションを下げるようなことを言うかもしれませんが……。地方自治体の長として、全国的に緊張感が走っている今、ここにいていいものだろうかと。今、何かあったら、すぐ秘書から連絡が入るようになっていますから、全国のみなさん、安心して下さい」
だが、待ってくれ。本人が自分から出演しておいて「ここにいてもいいものだろうか」はないだろう。場違いに気づいたのではなく、気づかされたらしいのだ。番組関係者がこう話す。
「東国原さんは、夕方早めにスタジオ入りしてウオーミングアップしていたし、冗談も言っていた。ところが、番組途中のあの場面から、ガラリと空気が変わった。テレビ局に抗議電話でもあったんですかね。危機管理上、マズいという話になったんじゃないですか」
外部からの指摘で目が覚めたというのだ。
マラソンが終わっても東国原知事は、「(後のコーナーの)名産品のPRのために来たんです。『総力報道』(TBSの新報道番組のタイトル)お願いします」と、真面目な顔で繰り返した。しかし、みっともなくテレビ出演の言い訳をするくらいなら、最初から出なきゃいいだろう。
宮崎県もTBSも「抗議が殺到ということはない」と言うが、「テレビに出すぎじゃないか、という県民の意見は届いています」(宮崎県秘書広報課)。
4日は「公務ではない」ということで、県は知事のスケジュールを把握していないというし、「3日の金曜日から東京にいたようだ」(関係者)という情報もある。ちなみに、3月だけでも東国原知事は10本以上の東京の番組に出演している。
そんなにテレビが好きなら、一刻も早く知事を辞めてタレント業に戻れ!
(日刊ゲンダイ2009年4月9日掲載)
2009/4/12 10:00 更新
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