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(回答先: 【新潟県の泉田知事】“原発 運転再開判断できず”（ＮＨＫ） 投稿者 クマのプーさん 日時 2009 年 4 月 10 日 22:53:00)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/news/20090411-OYT8T00016.htm
原発再開一時足踏み
知事「議会に説明必要」
報道陣が見守る中で原発再開について協議する、（左から）泉田知事、会田柏崎市長、品田刈羽村長（１０日、県庁・知事室で）
知事としての最終判断、正式表明せず――。東京電力柏崎刈羽原子力発電所７号機の運転再開問題で、泉田知事と会田洋・柏崎市長、品田宏夫・刈羽村長が１０日、県庁で会談したが、３首長そろっての運転再開容認を発表するには至らなかった。原子炉を営業運転並みに動かす起動試験の実施について、会田市長、品田村長は認める意向を知事に伝えたのに対し、知事はなおも県議会の意見を聞くべきだとした。
会談は県庁で午後１時半から約３０分間行われ、話し合いの模様はすべて報道陣に公開された。会田市長は知事室に入るなり、「気候が良くなり、桜も咲く季節になり、会談も４回目となった」と、にこやかな表情を見せ、和やかな雰囲気の中で会談は始まった。
会田市長は、品田村長との連名でまとめた、７号機で起動試験を認めるとの文書を知事に手渡し、原発が立地する市・村としての判断を正式に伝えた。
これに対し、泉田知事は「地域の受け取り方はどう評価するか？」などと質問を次々とぶつけ、県民・住民による理解がどこまで進んだのかという点に、こだわりを見せた。
最終的に泉田知事は、「まだ説明が足りないという人もいる。議会制民主主義を踏まえれば、議会に１度は説明することが必要だ」とし、新たに県議会の意向を確かめる考えを示し、運転再開の最終判断を先送りした。
会談後、会田市長は記者団に、「知事として判断できる状況にないということで、私どもの見込み違いだった」と語り、品田村長は「すかっと運転再開となればうれしかった。（知事は）独特の判断プロセスをお持ちなのかなあ」と皮肉った。
◇
３者会談後、県執行部は、三林碩郎・県会議長に対し、原発運転再開問題で県議会に説明を行いたいと申し入れた。議会側は、議会運営委員会を１５日に開いて対応を協議する予定。最大会派・自民党は２１日に全員協議会を開く方向で調整を進めている。
◇３者会談要旨◇
泉田知事「県技術委員会の見解が取りまとめられた。意見を聞かせてほしい」
会田市長「７号機の起動試験を行うことについて、柏崎市と刈羽村は同意する」
知事「地域住民の受けとめ方をどう評価するか」
市長「東電、国、市が説明会を開いた。市民にも色々な意見があるが、国や県技術委が責任をもって安全確認しており、そのことは理解されている」
品田村長「国の判断は村民の信頼感をもって受け入れられている」
知事「（県技術委で）異論が残る部分は」
市長「（活断層の長さなど）さらに究明し、具体的にはっきりした時点で耐震安全性に反映すればいい」
知事「県技術委の結論を県議会に報告していない。今日の（両市村長の）発言を踏まえて議会に話したい」
市長「知事の判断はどういう形でまとめるのか」
知事「十分説明したという人も大勢いるし、まだ足りないという人もいる。議会制民主主義を踏まえれば、議会に１度は説明する」
市長「説明しないと判断しないという意味か」
知事「今日の話し合いを踏まえ整理したい」
村長「（起動試験を）受け入れる状況は整った。知事は知事なりの判断があるだろうが、速やかに決断を」
知事「趣旨はわかった」
（2009年4月11日 読売新聞）
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