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2009/4/10 10:00
http://netallica.yahoo.co.jp/news/73550
「二階氏の影響力に期待した」――。二階俊博経産相(70)の関連政治団体「関西新風会」の事務所費肩代わり疑惑で、西松建設の関係者から新証言が飛び出した。一部報道によると、資金提供の見返りとして、二階側に関西国際空港2期工事などの受注希望を伝えていたというのだ(二階事務所は否定)。
東京地検特捜部は参考人として二階の実弟らから事情聴取したとの報道も出てきた。
2期工事は、関空に2本目の平行滑走路(4000メートル)と関連設備を整備する超大型プロジェクトだ。総工費は1兆5600億円。大阪湾に545ヘクタール、実に甲子園球場136個分もの巨大な人工の「空港島」を浮かべるため、すでに用地造成だけで約5270億円を費やしてきた。
99年7月の着工以来、西松を含む共同事業体(JV)は、順調に受注を重ねてきた(別表)。西松JVの受注総額は580億1250万円に達する。
「JVの中での西松の取り分はおおむね3割程度で、70億円以上を稼いだ工事もあります。2期工事の受注額は、西松が全国で請け負う工事の中でもケタ違いで、“オイシイ仕事”だったのは間違いありません」(ゼネコン関係者)
一方、二階にとって関空の整備は、地元・和歌山発展のための“悲願”である。
「県議時代から関空の早期着工に精力的でした。99年10月から00年7月に運輸相を務め『運輸族の実力者』として知られるようになってからも『早期完成』を訴え続けたのです。小泉内閣発足直後に関空の需要不足から2期工事の継続見直しが叫ばれた時も、当時、保守党幹事長だった二階氏は公明党の冬柴鉄三幹事長(当時)らと与党協議の中心となり、『2本目の滑走路を供用するために必要不可欠なものに限定』との条件付きで、工事継続を認めさせた経緯がある」(政界関係者)
03年に共産党の調査で、二階が顧問を務める「与党関空推進議連」所属の26議員に2期工事の受注業者から3年間で総額3596万円の献金が渡っていたことが分かった。中でも献金額がズバ抜けていたのは、二階(739万円)だった。
捜査は進むのか――。
【関空2期工事での西松建設の受注状況】
◇契約期間/工事名(落札者)/落札額
◆00年3月1日〜02年2月27日/2期埋立部地盤改良工事(その4)(国土総合・熊谷・戸田・銭高JV)/123億9000万円
◆02年2月1日〜04年1月30日/2期空港島埋立工事(揚土その3)(五洋・佐伯・不動・鉄建・青木マリーンJV)/246億7500万円
◆03年9月17日〜05年3月31日/2期空港島埋立工事(2次揚土その3)(五洋・鴻池・飛島・大旺・梅林JV)/77億1750万円
◆05年2月25日〜06年1月31日/2期空港島埋立工事(2次揚土その8)(東亜・戸田・本間・浅沼JV)/43億8900万円
◆06年8月10日〜07年8月10日/2期空港島埋立工事(造成その6)(五洋・前田・佐伯・竹中土木・国土総合JV)/42億7350万円
◆07年3月26日〜08年10月31日/2期空港島埋立工事(造成その9)(五洋・戸田・あおみ・株木JV)/28億8750万円
◆08年8月11日〜09年3月25日/2期空港島埋立工事(造成その11)(東亜・東洋・五洋・前田・若築・みらいJV)/16億8000万円
いずれも、発注者は関空用地造成(株)
(日刊ゲンダイ2009年4月7日掲載)
2009/4/10 10:00 更新
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