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Like a rolling bean (new) 出来事録
http://ameblo.jp/garbanzo05/day-20090405.html
2009-04-05
火曜発売(駅売り月曜)のサンデー毎日に記事:『豊洲「新市場」が1年で42センチも沈んでいく!』
サンデー毎日の4月19日号(4/7火曜が発売日ですが、首都圏などの駅売りは4/6の月曜です)に豊洲新市場の地盤問題が掲載されています。
他でもない東京都の資料のデータ分析を元に、多くの方への取材を経た渾身の記事とうかがっています。
楽しみです。
表紙タイトルの上、目立つ場所に見出しが掲載されていますね。
サンデー毎日のウェブから、見出しを引用します。
http://mainichi.jp/enta/book/sunday/
東京都がひっそりと公表 土壌汚染問題だけではない!
◇豊洲「新市場」が1年で「42センチ」も沈んでいく!
ぜひお買い求めください!!!(大々的に宣伝(^^;)
こちらが中吊りです。真ん中あたりに該当記事の見出しがあります。
〜〜〜
イシハラ都政が築地の官製地上げを断行して、日本最大級の汚染にも関わらず卸売市場を作ろうと見境いない行動に出ている、東京ガス工場跡地である「豊洲新市場予定地」(豊洲6丁目)は、第二次世界大戦後に、もともとの沖積層の上に、隅田川などの浚渫土(=ヘドロ)を盛って埋め立てた、超軟弱な地盤であることをこれまでたびたび書いてきました。
たとえば、以下のエントリーなどで、地層の状況を記載しました。
2008-10-29
【重要】 豊洲新市場の地質調査捏造の証拠(東京都自身の「平成18年地盤解析報告書」から)
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10157581149.html
豊洲でも他の丁目は、関東大震災の瓦礫を埋めたりとその成り立ちは異なりますが、この新市場予定地は、猛烈な汚染と猛烈な軟弱地盤を兼ね備えた、最悪の条件の土地です。
このサンデー毎日の記事に対し、もしもお東京都様が、年間42センチという驚愕の地盤沈下に延髄反射して、今回もまた自己正当化を図るなら、たぶん、
「いくら最初に地盤沈下しても、しっかり締め固めると言っているじゃないか」
「有識者の意見はしっかり聞いている、東京都も独自調査している」
「ゼネコンなどが持つ日本の最新テクノロジーはすごいんだぞ」
などと言うのでしょうかねえ。
ただ、お東京都様は、豊洲新市場の地盤対策では、「木綿豆腐一丁(豊洲新市場予定地)に重しを乗せて水切りをします」(そして、2014年に速攻で市場を開場する)と言い張っているのですが、その木綿豆腐は硬いお皿(堅牢な地盤)の上に乗っているのではなく、さらに水だらけの巨大で分厚い絹ごし豆腐(水浸しの分厚い層)に乗っているわけです。
(これはわたしの想定するラフなイメージで、当然のこと実際の含水量や硬さ、規模や土圧を表すものではありませんが、地質図などデータを読み込んだ限りでも、定性的に実態と大きく乖離していないと考えます)
つまり、圧密(加重をかける)すればするほど沈み込んでいきます。
いくら最新技術でも、それが地球としてのありようです。
もちろん、海沿いや水辺に構造物を建築する工法は多々あります。
でも、この豊洲新市場予定地に大深度まで地盤改良の対策をしようとしたら、今度は汚染を取り返しのないほどに広げてしまう・・・という制約がありました。だから、有楽町層には入りこまない、表層の処理にとどめるとしていましたね。
また、こういった地盤沈下の危険性にとどまらず、この記事が明らかにするさらなる大きなポイントは、お東京都様がどれほどいいかげん極まりない地盤検討しか、この官製地上げプロジェクトではしてこなかったか、ということだと思います。専門家会議にも、技術会議にも「平成18年度地盤解析報告書」すら、まともに見せて検討などしていなかったようです。
このやり口は、一事が万事の、このイシハラ都政の体質を表しています。
そのそも、豊洲の毒市場に築地市場を移転する口実には、当初築地に2016年の東京オリンピックメディアセンターを建てて、しかもとっとと売り払う構想がありました。
築地でのメディアセンター強制設置が頓挫しても、結局オリンピック道路(環状2号)を通し市場を意図的に分断して、それを口実に現地再整備したら家賃が4倍だぞなどとすごむ、イシハラ都政に寄生する地上げ利権&オリンピック利権、その甘い汁を吸うことに汲々とする状況と、食の安全(流通の安全を含む)や働く人の健康を考慮する態度などは、まーったく両立する余地がないということですね(あ、エコなオリンピック、という売り込みがどれほど空しい看板であるかも、IOCの方々には知っていただく必要がありますね)。
ともかく、地上げにもっぱらの視線は向かっており、豊洲新市場など「分かっていても建ててしまえばこちら(お東京都様の)もの」で、汚染や地盤の問題が発覚すればするほど、公共事業をつぎ込めるというおいしくて仕方がない案件にあたって、正直ベースの報告は、できるだけしないほうが得だ、というモラル破壊、この記事についてどんな対応をするかが大変に見ものだと思います。
〜〜〜
その地盤解析報告書については、上掲のエントリーで表紙の画像と一部内容をアップしていました。
(都民が情報公開権を行使して入手したものです)
タイトルは、
「18豊洲新市場地質調査及び地盤等解析業務 地盤解析報告書」
表紙画像はこちら。
ところが、です。
先日も紹介したような東京都中央卸売市場のサイトに1月30日に公開された(しかも、一旦引っ込められた)によれば、以下からダウンロードできる資料では、この調査名がないということでした。
たしかに、こんな↓感じで、文書名がなぜだか墨塗りになっています。
なぜ文書名を隠したのでしょうか??
この墨塗り部は、「18豊洲新市場地質調査及び地盤等解析業務」で間違いありませんね?
いやしくも税金を使って行われた調査なのに、その調査名が伏せられているとは、常人には理解不可能です。
あ、お得意の、「どの事業者にどんな調査を委託させたか分かることは、公共事業の発注の公平性に際してうんぬんかんぬん」(管理人脳内イメージ)っていう、あれでしょうか。
その言い分に正当性があるとは思えません。
それに都議会でも話題にはなっているのですけれどね。
東京都議会経済・港湾委員会速記録第十七号
平成二十年十一月二十日(木曜日)
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/record/keiko/d3060163.html
もしも、仮に上に挙げた意図なら業者名を隠すでしょうね、普通。
隠し立てする必要がなさそうなこの箇所で、いったい何を懸念しているのか、大変興味があります。
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