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http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009040502000070.html
米NIC議長 指名辞退 『妨害工作受けた』 明るみに出た イスラエル・ロビー
2009年4月5日 朝刊
オバマ米政権にとって、中東問題でブッシュ前政権との違いをいかに打ち出すかは課題の一つ。オバマ大統領の5日からのトルコ訪問では、トルコが仲立ちしてきたシリアとイスラエルの間接和平協議の進展などが焦点となる。これに先立ち米国内では、国家情報会議(NIC)議長に指名されたフリーマン元駐サウジアラビア大使が「イスラエル・ロビー」の妨害工作を理由に指名を辞退する騒ぎが先月、表面化し、波紋を広げている。 (ワシントン・嶋田昭浩)
NIC議長は、米国の十六の情報機関の分析を総合した国家情報評価をとりまとめ、大統領に報告する要職。二月にブレア国家情報長官が次期NIC議長にフリーマン氏を選んだとの情報が流れると、ネット上で、激しい同氏批判が繰り広げられた。
批判は(1)フリーマン氏はサウジアラビアの資金援助を受けた機関の仕事をしている(2)同氏はイスラエルの占領政策を批判する発言をした−といった内容だった。
それに呼応するように、共和党議員らがブレア長官に指名撤回を要求。フリーマン氏は三月十日、声明を発表し、イスラエル寄りの政策をとるよう議員らに働きかける「イスラエル・ロビー」から名誉棄損を受けたとした上で、この状況では情報機関の円滑な運営を図れないとして指名を辞退した。声明は、こうしたロビーの圧力に関し「米国の国民や政府は自国の中東政策について議論できない」と現状を嘆いた。
米紙ワシントン・ポストは直後に、有力イスラエル・ロビーとされる米イスラエル公共問題委員会の「この問題でロビー活動はしていない」とのコメントを引用する一方、同会の元ロビイストがネット上でフリーマン氏批判を展開していたと報じた。
二〇〇七年に『イスラエル・ロビー』を共著で出版した米ハーバード大のスティーブン・ウォルト教授(国際関係論)は「ロビー活動が表に出た珍しいケースだ」と指摘。「今回だけの問題でなく、米政府の要職に就くには百パーセント、イスラエル支持でなければならないということを人々に思い知らせる形となった」と話している。
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