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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009040400372
危機管理能力の欠如露呈=麻生政権に痛手−ミサイル誤発表
政府が北朝鮮のミサイル発射を誤って発表したことは、次期衆院選に向け反転攻勢を狙う麻生内閣にとって大きな痛手となる。国民の信頼が大きく失墜するのは間違いなく、危機管理能力をアピールし政権浮揚を狙っていた麻生太郎首相の思惑は大きく外れた。
「今、誰が悪いとか言っている場合ではない」。首相は4日夕、河村建夫官房長官から誤発表に関する経緯の報告を受け、5日以降、確実な情報伝達に努めるよう指示した。関係者によると、首相の機嫌は悪く、公邸に戻る際、「情報伝達に不備はなかったのか」と記者団から問われたが、何も答えなかった。
政府は今回、北朝鮮のミサイル発射に備えて万全の態勢を敷いた。特に、国民に発射情報や国内落下の有無などをいかに早く伝えるかを重きを置き、詳細な初動マニュアルを用意。予行演習も繰り返した。
官邸側はミスの原因を「できるだけ早く皆さんに伝えたかった。マニュアルは変えない」(河村長官)として、事態の沈静化に懸命だ。ただ、自民党からは「大失態。内閣支持率に影響する」(幹部)、「緊張感が足りない。大きな責任問題に発展する」(閣僚経験者)などと厳しい声が上がっており、今後の政権運営に影を落とす可能性もある。
一方、情報伝達をめぐる不手際は、ミサイル発射後の対北朝鮮包囲網構築を目指す外交戦略にも影響を与えそうだ。国連安保理での制裁決議に慎重な中国では、新華社通信が日本政府の誤発表を速報。外務省幹部の一人は「中国やロシアは日本のインテリジェンスはこの程度だと思う。北朝鮮は(日本政府のミサイル発射の発表を)『日本の謀略だ』と主張するに違いない」と懸念を示した。(了)(2009/04/04-20:31)
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