★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK61 > 125.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
2009/4/2 10:00
http://netallica.yahoo.co.jp/news/72449
ようやく、検察が重い腰を上げた。二階俊博経産相(70)の政治団体への事務所代肩代わり疑惑で、東京地検特捜部が偽装献金の名義人となった西松建設社員らの一斉聴取に乗り出した。特捜部は近く二階サイドの関係者からも事情聴取を開始。政治資金規正法違反での立件に向け、30日にも最高検などと最終協議に入る。特捜部が関心を寄せる疑惑解明のキーマンはズバリ、二階の実弟(68)だ。
●横柄で尊大。強烈な資金力で兄貴の名代に
あるゼネコン関係者は「関西圏のゼネコン、特に大阪では実弟の名を知らない業者はいません」と、こう言う。
「大阪・和泉市に居を構え、パーティー券を売り回るなど資金集めに専念。資金調達役として兄の政治活動を支えてきました」
実弟が大阪を拠点に活動を始めたのは、二階が国政デビューを果たした83年ごろ。以前は地元・和歌山で兄の選挙を手伝っていたが、半ば支援者に追われる形で、故郷を後にしたという。
「横柄で尊大な態度の男でね。和歌山に置いておいたら、俊博さんの票を減らすという評判でした。そこで、大阪の企業回りをやらせたところ、いつの間にか“大阪・泉州の政商”と呼ばれた人物の知遇を得て、どんどんカネを集めていった。幅広い集金力に俊博さんも一目置かざるを得なくなり、実弟も俊博さんの“名代”のように振る舞うようになっていったのです」(和歌山政界関係者)
実弟をめぐっては、次のような疑惑が持たれている。舞台は大阪市西区のマンションの一室。実弟が実質的に運営する政治団体「関西新風会」が、先月まで入居していた事務所だ。
西松は同社OBが社長を務める都内の設計会社にマンションを買わせ、購入資金4000万円を肩代わり。さらに、関西新風会の家賃分を補填する目的で、二階が代表を務める政党支部に個人献金にみせかけ、年間300万円を送金。そのカネは最終的に関西新風会に流れ、事実上、事務所を無償提供していた……以上が疑惑の構図だ。
99年ごろ、実弟が西松の関西支店に事務所の提供を持ち掛け、前社長の国沢幹雄被告(70=当時・副社長)が、無償提供を部下に指示したという報道もある。
いくら大物政治家の実弟とはいえ、想像を絶する“VIP待遇”ではないか。
破格のもてなしのほかにも、西松はダミー団体を経由して、二階派のパーティー券計838万円分を購入。二階の資金管理団体にも、総額780万円の献金を送った。10年にわたって総額6000万円の裏金を渡したとの報道もある。なぜ、ここまで二階との接近を求めたのか。水面下では関西圏の巨額公共事業をめぐる情報も飛び交っている。
(日刊ゲンダイ2009年3月30日掲載)
2009/4/2 10:00 更新
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK61掲示板
フォローアップ: