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3月29日22時8分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090329-00000070-mai-pol
政党色を出さない戦略に徹した森田健作氏(59)を千葉県民はリーダーに選んだ。政策の訴えよりも、圧倒的な知名度を生かし、自身の名前を連呼する、イメージを前面に押し出す戦略が奏功した。森田氏は「これから、千葉県日本一を目指してがんばります」と語ったが、マニフェストは抽象的で、どのように県政のかじ取りをするか手腕が問われる。
当選確実の報を受け、森田氏は午後9時前、事務所で支持者にあいさつし、「千葉を全国に知ってもらえるようにしたい」と抱負を述べた。政党色を出さない選挙運動に関しては「知事選を政争の具にしてはいけないと思った」と説明した。
森田氏は、事実上の一騎打ちとなった吉田平氏(49)が具体的なマニフェストを掲げ、「政権交代」を訴えるのとは対照的に、街頭演説では「森田はやります」と連呼。常に5分ほどで終え、「今握手に行きます」と有権者に駆け寄り、携帯カメラに一緒に納まった。政策はほとんど訴えない半面、「千葉には潜在能力がある」「中央に意見を言いましょうよ」と前向きなイメージを強調した。
告示直前まで自民党県議のパーティーに連日出席し、組織固めを図った。しかし、告示後は遊説を見守る県議の名前も一切出さず、無党派を演出した。
ただ、イメージ優先で、マニフェストに財源の裏付けや具体的な数値目標を示さない森田氏に、批判的な有権者もいる。
投票を終えた千葉市中央区の男性会社員(49)は「熱血だけではダメだ。マニフェストに目標も掲げず、訴えが抽象的で共感できない」と厳しい評価も。別の男性会社員(26)は「偏見かもしれないが、タレント知事は違和感があって受け入れられない」と話した。
一方、同市中央区の無職の女性(75)は「4年前に続いて立ったのだから千葉に思い入れがあるのだろう。何かをやってくれそうだ」と期待を寄せた。
森田氏は、71年に主演したドラマ「おれは男だ!」で一大青春ブームを巻き起こし、「青春の巨匠」を今も自称する。2月22日の千葉市での事務所開きでは、ドラマの主題歌「さらば涙と言おう」をアカペラで披露した。
前回の知事選では石原慎太郎東京都知事らの応援を受け、堂本暁子知事に約6000票差まで迫った。95万票余を獲得した実績も生かし、雪辱を果たした。
【神足俊輔】
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