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千葉県知事選の投票日は明日29日。
ぜひ県民には投票所へ足を運んでもらいたいが、
その前に「恒例」の広告代理店チェックといこう!
まずは、わかりやすい参考記事↓
ニッポン密着:千葉県知事選 政党の影響力低下 イメージ戦略、拍車 - 毎日jp(毎日新聞)
「無党派旋風」を巻き起こし既成政党を震撼(しんかん)させた堂本暁子千葉県知事(76)の初当選から8年。引退する堂本氏の椅子を目指し、29日に投開票される知事選は5人が出馬する乱戦模様になる見通しだ。候補者選定を巡って迷走した自民党は自主投票。政権奪取に向け勢いをつけたかった民主党は、小沢一郎代表の秘書逮捕で冷や水を浴びせられた形だ。政党の威信は低下、際だった争点もなく、有権者に対立軸が分かりづらい構図の中、各陣営はイメージ戦略に奔走する。
千葉県庁の知事室を白石真澄氏が花束を持って訪れたのは昨年12月22日。「私のどんな政策を継承するの」。堂本氏の問いに、白石氏は無言だった。
自分へのバトンタッチを求めつつも、堂本氏が出馬する可能性も捨てていなかった白石氏は、あえて手の内をさらさなかった。継承する政策や価値観をめぐり、2人の溝は埋まらなかった。堂本氏は、後継者を模索し続け、赤字のローカル鉄道社長として再建に取り組んだ吉田平氏を後継指名した。
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「昔は金を持ってきてでも自民党の推薦をほしがったものだ」。ある自民党県議は嘆く。2月22日に千葉市中央区で行われた森田健作氏の事務所開き。「議員の先生方は今回『裏方に徹する』と言ってくださった」
森田氏が聴衆を前に声を上げた。自民党県議らが多数集まったが名前すら紹介されなかった。森田氏は自身の70年代のヒット曲「さらば涙と言おう」を熱唱し演説を締めくくった。
千葉県は、55年体制下で自民党公認・推薦の知事が君臨し続けてきた。崩れたのは8年前。自民党などの推薦候補が、市民団体が擁立した堂本氏に敗れた。
当初、自民党の一部は民主、公明両党相乗りで白石氏推薦を模索した。しかし、独自候補の擁立にこだわる県議らは、「反白石」を鮮明に。結局、「一枚岩になれない」(実川幸夫県連会長)との判断で自主投票となり、県議の半数は森田氏を支援する一方、白石氏を国会議員やほかの県議が支持。森英介法相は吉田氏と一時、政策協定をかわすなど、自民は四分五裂のありさまだ。
「政権交代の前哨戦に」と意気込んでいた民主党。しかし、小沢代表の秘書逮捕で、民主側から吉田氏の陣営に「民主が表に出ないほうが……」の声も伝わる。他陣営を支援する自民党県議は「知事選と国政をリンクする吉田陣営の戦略は崩れた」とみる。政党の影響力低下は否めない。
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1月18日。羽田空港に到着した選挙プランナーを堂本氏が迎えた。斎藤まさし氏(57)は、過去2回の堂本氏の選挙に加え、秋葉忠利・広島市長らを初当選に導いたことで知られ「無党派選挙の神様」とも呼ばれる。
到着ロビーで斎藤氏が「飲み物を買ってくるので、ちょっと待ってください」と話すと、堂本氏のそばに控えていた男性が自販機に走った。斎藤氏はこの男性が堂本氏の意中の後継者である吉田氏と知り、驚いた。支援要請に態度を保留していたが「フットワークの軽さ」などを評価、面接は言葉を交わす前に終わった。
日本を代表する選挙コンサルタント会社「アスク」の三浦博史社長(57)は4年前に続き、森田氏の陣営に入った。三浦氏は2年前の都知事選で石原慎太郎知事を支援。「都政私物化」批判を「反省」戦略でかわし、大勝に導いた。米国の選挙キャンペーンを研究した三浦氏は、アスクのホームページで「握手戦術から最新のIT選挙まで、常に常識を塗り替える新たなチャレンジを行っています」とアピールする。
白石氏も「複数のアドバイザー」を招いているが「名前は言えない」(陣営幹部)。千葉県知事選はまさに選挙のプロによるイメージ戦の様相も帯びている。
吉田陣営・斎藤氏は、事務所に、200台の電話設置を指示。1000人を目標とするボランティアが「電話作戦」を始めた。白石氏は今月、メディア戦術を競う「空中戦」に備え、広告代理店に勤務していた女性アドバイザー(29)をメディア担当に迎えた。一方、森田陣営・三浦氏は「戦術は明かせない」と話す。
全国では東国原英夫宮崎県知事、橋下徹大阪府知事らが誕生、国政選挙でもメディア戦略が重要性を増した。千葉にも有名人が次々と駆け付ける。立候補予定者の一挙手一投足、ポスター、集会とあらゆる分野にプランナーの戦略が潜む。政党がかすむ一方、イメージ戦略を担うプランナーの存在感は重みを増し、選挙の劇場化は加速する。【神足俊輔、斎藤有香、沢田石洋史】
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◇千葉県知事選に立候補が予想される顔ぶれ
白石真澄 50 関西大教授 =無新
西尾憲一 58 県議 =無新
八田英之 64 団体役員 =無新[共]
森田健作 59 [元]衆院議員=無新
吉田平 49 [元]会社社長=無新[社]
(50音順、敬称略)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090308ddm041010056000c.html
※コメント:
さて、“終わったタレント”森田健作の選挙参謀は
選挙コンサルタント会社「アスク」代表の三浦博史である。
>日本を代表する選挙コンサルタント会社「アスク」の三浦博史社長(57)は4年前に続き、森田氏の陣営に入った。
選挙プランナー 三浦博史の選挙戦最新事情 -
http://www.election.ne.jp/planner/
アスク株式会社
http://www.e-ask.ne.jp/
このおっさん、『洗脳選挙』とか『神様に選ばれるただひとつの法則』といった怪しい本も出してる。
著書紹介のページ
http://www.e-ask.ne.jp/book.html
都知事選で石原を、参議院選挙では丸川珠代についてたという。(ようするに勝ち組に乗ってるだけじゃねーかって気もするが。)
千葉でも同じように“洗脳選挙”を実地しているらしい。
で、肝心の選挙のやり方なんだが・・・・
選挙プランナー・三浦博史氏が明かす「当選の極意」 - 多面体F
三浦氏は「熱伝導」という用語を使って極意を述べる。
「選挙は限りなく宗教に近いものだ。(略)有効なキャンペーングッズを配ることは欠かせない。そのうえで候補者の政治に対する熱い思いや姿勢を伝えることで、人々に熱伝導を与えていく」(p157)
「宗教だけではなく生命保険のセールスや日本では忌み嫌われるネットワークビジネスからも、学ぶべきことは多い。(略)熱伝導のやり方が生保と宗教はよく似ている。(略)一般社会のヒエラルキーと、選対や宗教団体のヒエラルキーはまったく違う。選対や宗教はその陣営内での業績評価で決められなければならず、それが組織としての強さにもつながる」(p159)
「私個人の気持ちとしては、そろそろ候補者には、ダルマや神棚といったアイテム以外に、工夫をこらしたアイテムを考える努力がほしいと思う。(略)無名の新人は、支持者に新鮮なイメージを植えつけるためにも、新鮮なアイデア・工夫が求められている。(略)たとえば選対事務所に大きな「寄せ書き」コーナーを設け、(略)参加意識を高め、「熱伝導」のアイテムの一つにする」(p64)
「弱いところを強くする考えはなかった。強いところを徹底的に強くする。分母が1万のところを10%増やしたら1000票増える。分母が300のところを5割増やしても150票にしかならない。でも一般論としては選対は弱いところを強くしたがる」(p214)
候補者本人の街頭演説については
「演説の極意は「カラオケ十八番」。自分の得意なものを自分の言葉で繰り返し話す。そばにいる選対幹部が「テーマを変えた方がいい」などと言ってきても頑として受け付けない」(p135)
インターネットの活用にも積極的である。
「ここ2〜3年で選挙費用は100万円以上安くなっている。(略)インターネットや動画配信だって利用できる。(略)動画配信が本格化したら、ポスターや法定ビラはなくならないまでも急減するだろう。(略)「選挙は鞄」の時代は終わりつつあるのかもしれない」(p32)
http://blog.goo.ne.jp/polyhedron-f/e/be00fc4a164378cb1260a6eb1c73b7cc
かなり言ってることが危ない!!!
>ネットワークビジネスからも、学ぶべきことは多い。(略)熱伝導のやり方が生保と宗教はよく似ている。
ここまでくると「マルチ商法」ならぬ「マルチ選挙」といったところか。やれやれ。
ちなみに森田のマニフェストには『情報操作のトリック―その歴史と方法』著者の
川上和久さんが制作協力してるらしい。
ザ・選挙/森田健作氏がマニフェスト発表会見で語る
会見には、森田氏のマニフェスト作成に協力した明治学院大学の川上和久氏も出席した。
http://www.senkyo.janjan.jp/senkyo_news/0903/0903090080/1.php
さて、次に吉田たいらさんの方。
>羽田空港に到着した選挙プランナーを堂本氏が迎えた。斎藤まさし氏(57)は、過去2回の堂本氏の選挙に加え、秋葉忠利・広島市長らを初当選に導いたことで知られ「無党派選挙の神様」とも呼ばれる。
斎藤まさし氏といえば知る人ぞ知る人物・・・・ではあるが、、
都市部では多く投票が見込まれる若い人向けの広報ができたのか、少し心配。
まさか、あの会見での「出る」宣言もこの人がやったってことないよね????
ネットもまったく活用していなかったようだし・・・・。
ご高齢だし、さすがに厳しいのでは。都市部の千葉で、大丈夫なのか?
次に白石ますみ=キャリア志向だけど中身なしの創価学会から支援を受けてる化粧の濃いおばさんの方。
>白石氏は今月、メディア戦術を競う「空中戦」に備え、広告代理店に勤務していた女性アドバイザー(29)をメディア担当に迎えた
>白石氏も「複数のアドバイザー」を招いているが「名前は言えない」(陣営幹部)。千葉県知事選はまさに選挙のプロによるイメージ戦の様相も帯びている。
ムカツク話だが、今回の知事選で、もっとも広報がうまかったのはコイツだと思う。
白石ますみ(真澄)-オフィシャルサイト | HOME
テレビ番組でコメンテーターとして活躍していた頃から親交があった橋下大阪府知事から、
「『白石さん、がんばれ!』私も大阪から力いっぱいの声援を送ります。」
との熱い応援メッセージをいただきました。
http://www.shiraishi-masumi.com/index.html
わけのわからんパフォーマンスをやったり橋下からメッセージをもらったり、石原に応援してくれと要望して断られたり(笑)。完全に「B層」向けの広報である。
しかし、失敗してる様子。今ごろ「橋下のマネをしようとしたけど、思ったよりうまくいかねぇ、なぜだ」と悩んでいる頃だろう。
中途半端に高学歴な若手大卒生が参加する「企画会議」にありがちな話である。コンクリートで囲まれたオフィスで会議してるヒマあったら外に出て街の人と話した方がずっと良い広報ができると思う。
そもそも白石は、演説でも「政策」そのものしか言わない。数字ばっかり。まるで「民主党若手」みたいだ。「B層」向け広報なのに言っていることは「政策」だけ。
この点で、イメージ戦略に失敗している。投票するのは創価学会だけでは。
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