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小沢氏の秘書が起訴され、民主党内の動きも慌しくなっています。ただ説明責任という点は、小沢氏が無罪主張をしている限り、現状以上のことは出ないはずです。それを理解しても説明責任を持ち出し、小沢氏に不満を述べるのは、民主党の不支持が高まった責任をどうとるのか?という不満が燻るため。及び仮に小沢体制でいくとしても、自分は反小沢派である、金権政治とは別、という選挙前の国民向けアピールの側面も大きく含んでいるはずです。
選挙に強い小沢、これが民主党内の求心力に繋がってきました。地方選でこの神話が崩れれば、党内の亀裂は益々大きくなるはずです。民主党にとって最良シナリオは、小沢氏を選対専任の特別顧問に降格、岡田副代表などのバランス型の人物を代表に担ぐことです。民主党の代表候補の顔ぶれはいずれも選挙に弱い印象があり、小沢氏の力は残したい、それが本音なのでしょうね。
政権与党にも西松献金事件が広がる気配を見せています。二階経産相への事務所提供問題ですが、二階氏は県議時代から西松との結びつきを指摘されています。しかも今回は政治資金管理者の選任及び監督にも疑義が生じるといわれ、二階氏自身への波及も指摘されています。
また平田財務副大臣が株取引を行った大臣規範への抵触で引責辞任です。ただこれは規範抵触より、市場取引価格との乖離も大きいことから、特定企業からの利益供与との指摘も出来そうです。そのため早期辞任で問題の長期化を避けましたが、別の展開もありそうな気配です。また大臣規範なら、塩谷文科相が開催したパーティーも抵触しており、こちらへの波及もあるのかもしれません。
平田氏にしろ、塩谷氏にしろ、焦って資金集めを行うのは選挙時期が読めないことによる、資金不足の側面もあるのでしょう。党からもち代が出ても、各政治家も厳しい懐具合であることが容易に想像できます。なので大臣規範に抵触することが分かっていても手を染める、そんな構図です。
しかし二階氏の場合は状況が異なります。地元に帰れば○○道路、○○橋、そうした政治家の名を冠して呼ばれる公共工事が数多くあります。これは利権に対しての直接の献金であり、この場合は斡旋利得より、贈収賄での検挙も可能となります。小沢氏の秘書が政治資金規正法違反で起訴されるより、こちらの方がよほど悪質であることは言うまでもありません。
むしろ小沢氏の秘書を先に起訴したのは、検察も当初からバランスをとる目的だったのかもしれません。2月末で事務所を引き上げた点も、二階氏側に何らかの情報が流れた可能性を示すものです。経産相の首をとらせる代わりに、野党第一党党首の首を落としておこう、誰かがそう筋書きを書いたのなら、これは極めて大きな問題を潜ませていることになります。
農水省秘書課課長の闇献金の虚偽発表も、次官まで波及しそうな気配ですが、責任は大臣にまで及ぶ問題となります。残念なことは、政治家も官僚も、何を正義として行動しているのか? それがハッキリしないことです。どこかで何かが狂っている、国民の政治不信も高まるばかりですね。
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