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河北新報
2009年3月26日(木)09:00
http://news.goo.ne.jp/article/kahoku/region/20090326t71019.html
西松建設の巨額献金事件で公設第一秘書が起訴された小沢一郎民主党代表の続投表明から一夜明けた25日、東北の民主党関係者は次期衆院選への影響を推し量った。小沢氏の主張に理解を示しながらも一定の「ダメージ」を覚悟する各陣営。政権交代に向け、選挙戦略の見直しを迫られている。
小沢氏の「秘蔵っ子」で、福島2区から立候補する太田和美氏の陣営関係者は「順風満帆にはいかないな、という思いがある。選挙にマイナスであることは間違いない」と表情を曇らせる。
ただ、小沢氏とツーショットの政党ポスターを張り替える予定はない。「ピンチをチャンスととらえるしかない。権力闘争だから高いハードルを乗り越えないといけない」と吹っ切れた様子で語った。
宮城県内のある陣営は「続投は支持するが、なぜ、あんなに金が必要なのかという有権者の疑問には答えないままだった」と、小沢氏の記者会見を振り返った。
それでも、迫る総選挙をにらんで「野党共闘を構築したのは小沢さん。ほかの人に代わったら信頼関係を保つのがしんどい」と「小沢降ろし」のデメリットを計算する。
小沢氏支持でまとまっていた党内世論にも微妙な変化がうかがえる。
青森県連のある幹部は「本音を言えば退陣し、岡田克也副代表らに代わってほしかった」と漏らす。山形県のある陣営幹部も「涙の記者会見だったが、続投は選挙にマイナス。潔く身を引いてほしかった」と話した。
宮城県連には25日夕方までに、有権者から激励7件、抗議1件の電話が入った。ある県連幹部は「今はどっしり構えるしかない。だが、今後も小沢氏の周辺で何か起こりはしないかと心配だ」と代表の求心力低下を懸念した。
◎岩手/知事なお「総理」待望/自民陣営「戦いやすい」
小沢一郎民主党代表の続投表明を受けて、地元の岩手県政界では25日、達増拓也知事が歓迎の意を示すなど、民主党関係者の多くが「小沢総理」の可能性が残ったことに胸をなで下ろした。県内他党からは「続投は批判材料になる」との受け止め方も聞かれた。
「国民本位の政治をつくるのに本気ということだ。岩手から総理が誕生してほしい」。民主党籍を持つ達増知事は定例記者会見で、小沢氏の続投を歓迎した。
起訴された秘書については「今回の起訴事実だけでは罪にならないとの指摘もあり、無罪の可能性がある」と強調。次期衆院選にも言及し、「疑惑のまま突入するのは最悪」と選挙前の事件決着に期待を寄せた。
衆院選で岩手2区に出る民主党新人の陣営は「無党派層への影響は不安だが、小沢総理への期待は支持者に根強い」との受け止め方だ。
代表続投は結束を強める半面、他党陣営から厳しく攻撃される懸念がある。党県連の佐々木順一幹事長は「推定無罪の原則があっても事件の影響は大きい。候補者や党員は国民の疑念を解く努力が必要だ」と述べた。
他党では、自民党県連幹部から「麻生太郎首相の現状を考えれば、続投の方が戦いやすい」との本音も。小沢氏の地元4区などに候補を立てる社民党県連幹部は「自民、民主両党の批判票の受け皿になる」と語った。
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