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http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/2009-03.html#20090324
WBC日本が優勝しました。嬉しいニュースですね。良い試合でしたし、決勝戦に相応しい手に汗握る勝負。互いが全力でぶつかる、スポーツの醍醐味でもありますね。
小沢氏の公設第一秘書である大久保氏が起訴されました。政治資金規正法の虚偽記載であり、国沢前西松建設社長も追起訴されています。総論として見れば、検察は新たな証拠を示すことなく、また悪質とした内容も他の献金事例と何が異なるのか不透明であり、手詰まり感が如実に漂います。
談合案件も一部メディアで取り沙汰されていますが、斡旋利得で大久保氏を起訴するには配役と調整内容、双方が不足気味です。献金が単なる登竜門であり、後は調整役に任されるのであれば、調整役との間のパイプを立証しなければいけません。しかも大久保氏が調整役から外れると、事件の構図全体から小沢事務所の違法性が完全に外れてしまいます。結果的に、大久保氏の積極関与を示す材料が出ない限り、斡旋利得や収賄での検挙、起訴は難しいことになります。
今回の事件で異例な点は、これまでは政治家が犯罪行為に手を染め、検察の手が伸びそうな時に秘書を代役に立てる形が一般的でした。しかし今回、いきなり秘書が逮捕されたのであり、事件の構図全体が矮小化された形でスタートしています。これは追起訴された国沢氏の起訴事実にも当て嵌まり、陸山会、民主党岩手県第4区総支部へ100万円の第三者名義の寄付行為が挙げられていますが、それでは他の議員への献金とて同様に国沢氏を追起訴しなければなりません。
献金した側のみ起訴、その不条理さを回避するため、他の議員向けの献金での起訴を見送るなら、やはり検察に正義はなくなります。西松献金事件、という名を使っていますが、本質は小沢氏向けの献金における違法性を問う事件、に最初から限定して捜査している印象を与えています。今回の検察の会見でも、その疑念を何ら払拭する材料がない時点で、検察が逮捕、起訴をする正当性を主張するだけの根拠を失っている、ということになってしまうのでしょう。
小沢氏は民主党の代表を辞任せず、今後も続投するようです。選挙としてはマイナス面が否めないものの、今回の事件の不透明さを検察が明らかにできない、その中では有権者の判断もどう転ぶかは今後の政局次第、という側面もあります。何より、与党議員とて胸を張って選挙を戦えるほど、有利な材料があるわけではありません。
今回の事件は、これ以上の広がりを見せることはないのでしょう。与党議員にまで追及が及ぶなら別ですが、06年で解散した政治団体に関し、今後新たに材料が出るとも思えません。結果的に、小沢氏をつるし上げただけで終わるなら、検察への批判も強まることになるのでしょうね。
★もちろん、アホマスコミが検察批判を強めることはないだろう(小沢民主は記者クラブ制度の改革も提唱している)。
せいぜいが、週刊朝日編集長の駄文程度であることは想像に難くない。
あとは小沢民主がどこまでがんばれるか、選挙民がどのような判断を下すかだ。
今回のポイントは、検察が微罪で政治の世界に首を突っ込んだこと。
もう一つは、ターゲットにされた政治家が、官僚改革を宣言していたことだ。
そして、時の政治権力にはいっさい手を付けなかったこと。
これで、地検特捜部=検察=官僚が何をやろうとしていたのか、その状況証拠は揃っただろう。
そして、主権者である国民は、官僚を制御する手立てを持たない。
官僚を制御できるのは政治家である。
そして国民は政治家を選択=制御できる。
当然、その結果責任も負うのである。
そのことを十分理解すべきなのだが。
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