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http://news.livedoor.com/article/detail/4075389/
“小沢一郎”立件見送り
2009年03月24日10時00分 / 提供:ゲンダイネット
●代表留任して徹底対決へ
政界を揺るがした逮捕劇はなんだったのか。東京地検特捜部は、西松建設の不正献金問題で、小沢一郎からの聴取を見送る方針を固めた。これで小沢本人の立件はほぼ消え、事件は公設秘書の「政治資金規正法違反」だけに終わる可能性が高い。検察は大失態だ。
小沢代表の公設秘書、大久保隆規(47)を逮捕した検察は、西松建設からの迂回献金だったと小沢一郎が認識していたかどうか確認するために、小沢本人から聴取する予定だった。もし、認識していれば、小沢代表も罪に問える。
しかし、大久保自体が容疑を完全に否認しているうえ、小沢代表が「政治資金収支報告書」の虚偽記載にかかわった証拠もなかったという。この時点で検察は万事休す。もはや、小沢逮捕は常識的にはあり得ない。
「3月24日に大久保を起訴する検察は、大久保を『斡旋利得罪』で再逮捕し、小沢も斡旋利得罪で逮捕する――これが検察のシナリオだという見方がありますが事実上、不可能です。西松建設からの迂回献金だと認識していなかったとすると、論理上、斡旋利得も成り立たない。そもそも、斡旋利得罪は公判維持が難しい。過去、有罪になったケースはほとんどありません」(司法事情通)
小沢逮捕に執念を燃やす検察に残された最後の一手は、談合の口利きをした「競争入札妨害」だとされるが、それだと事件は「西松事件」ではなく、東北の談合を仕切っていた「鹿島事件」に移っていく。そこまでしたら、「西松捜査はなんだったのか」「なぜ小沢を狙い撃ちにするのか」「検察ファッショだ」という批判が高まるだけに、検察もやりづらいらしい。さらに、小沢逮捕を断念せざる得ない裏事情もあるという。
「政界捜査に踏み切る場合、検察はバランスを取って与野党にメスを入れることが多い。今回は、西松建設に838万円のパー券を買ってもらっていた二階俊博大臣がターゲットだと囁かれたが、二階大臣サイドにアクシデントが発生し、二階ルートは諦めるしかなくなったようなのです。その結果、小沢代表だけをやるわけにはいかなくなったとみられています」(政界事情通)
自信を深めたのか、小沢代表は「検察がどういう判断をしようが徹底して戦う」と宣言し、24日に大久保秘書が起訴されても、代表をつづける可能性を口にしはじめている。今度は検察が正念場に立たされている。
(日刊ゲンダイ2009年3月21日掲載)
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