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【NORTH KOREA TODAY】 北朝鮮問題家を斬る:143 - 小沢一郎
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http://www.pyongyangology.com/index.php?option=com_content&task=view&id=550&Itemid=1
北朝鮮問題家を斬る:143 - 小沢一郎
2009/03/17 Tuesday 22:46:45 JST
政治家には、真偽の定かでない噂が付き物である。民主党の小沢一郎代表に付いて、故・玉城素先生から、済州島へ毎年一回は通う話を耳にした。確認に眈羅会幹部に尋ねた処、済州島を訪れていることは事実らしかった。
Google で検索すると、「小沢一郎 朝鮮」は840,000件、これは「金丸信 朝鮮」の27,200件、「土井たか子 朝鮮」の65,100件に比較すると圧倒的に多い。北朝鮮へ二度も交渉に赴いた小泉首相の「小泉純一郎 朝鮮」の726,000件よりも多いのである。だが、「小泉純一郎 在日」は520,000件あり、「小沢一郎 在日」の467,000件よりも多い。どうも首相経験者は多そうな予感がして、「麻生太郎 朝鮮」を紐解くと、962,000件もあった。それに「麻生太郎 在日」に至っては1,800,000件もある。これらの検索結果から、日本の首相は何かと朝鮮と関わりがあることが分かるのだが、野党党首が首相並みなのは何故だろうか?
何かと北朝鮮との間に話題を提供する代表体験者の菅直人代議士に付いて検索すると「菅直人 朝鮮」は134,000件、次期民主党代表の呼び声の高い岡田克弥代議士の「岡田克弥 朝鮮」は54,400件、「菅直人 在日」は89,300件、「岡田克弥 在日」は35,000件だから、「小沢一郎 朝鮮」「小沢一郎 在日」の件数が野党党首として突出していることが分かる。
これを朝鮮半島の南端の島、小沢一郎代表が訪れる済州島で検索すると、「小沢一郎 済州島」の35,000件に対し、「菅直人 済州島」は6,940件であり、「岡田克弥 済州島」は2,890件であった。そのネット上の代表的情報事例に「小沢一郎は母親が済州島出身者で、菅直人はおばあさんが済州島出身者だ」を見付けた。
小沢一郎代議士が何故済州島を訪れるのか、墓参だとネットには書き込まれている。北海道は別にして、東北は済州島とは一番遠い地域である。これが九州辺りの政治家ならいざ知らず東北の政治家に済州島を絡ませるなど、嘘八百の為にする噂に違いないのである。
戦後、現役政治家で朝鮮との関係をあれこれ言われた嚆矢は岸信介であった。名前が一字性であり、本人が百済聖明王の子孫だと自負していたからであろう。これに類似する事例として一字性では菅直人代議士がある。家系伝承として小泉純一郎元首相が挙げられるのか知れない。真偽の程は定かではないが、鹿児島を出自とすると文禄・慶長の役の時に連れてこられた子孫だとされる場合が多いからだ。
だが小沢一郎代表の場合、何れの事例にも当てはまらず、本当だろうか?という疑念を持ち、これは故・金丸信自民党副総裁に関わる「神話」が乗り移ったのだろうと推察されるのである。それは昭和10年代後半の朝鮮人への「創氏改名」政策の結果、朝鮮人の多くが二字姓を名乗った後遺症とも言える事例である。金姓は「金田」「金本」、張姓は「張本」など有名野球選手に見られる事例である。平壌を訪問した金丸信自民党副総裁と金日成主席の会談は「金・金会談」だと言われた。「金丸」の本来の姓は「金」だと陰口を叩かれたが、つまり、創氏改名した在日の政治家「金丸信」とされた。むろん、故・金丸信自民党副総裁は生粋の日本人であることは知られている。だが、悪意を持って在日とされた金丸信自民党副総裁の「縁者」だから小沢一郎代議士にも、そういう噂を立てられ、そこに済州島通いが重ねられて「在日神話」が形成されたのであろう。
では、何故に小沢一郎代議士は済州島通いを行っているのだろう。其処に、「済州島買収と小沢氏」の記事が3月12日付けの『朝日新聞』紙に掲載されたのである。笹森清・前連合会長に、11日の対馬を含む長崎3区の民主党候補者のパーティで「いま絶好のチャンスだ。円高だから済州島を買っちまえ」と話したそうである。この一言で、小沢一郎代表が済州島を訪れている理由が解明できた、と言うか、理解できたのである。
いま、済州島は買いである。実に説得力を持った一言であった。それは日本のりそな銀行など14の金融機関を含む、複数の不動産開発関連企業や投資会社など計24社の関係者の韓国訪問を背景にした発言であったからだ。韓国では、24社が大韓貿易投資振興公社(KOTRA)で日本投資企業訪韓相談会に参加し、不動産やベンチャー企業などに投資する金額は約40億ドルになっている、と報道されていた。これを「真田レポート」に拠れば、日本の対韓投資を期待する動きが見られている、ことを著しているそうである。
更に「真田レポート」は、アサヒビールがOBビールを買収する?NTTドコモがKT(旧韓国通信)の大株主になる?などという観測報道もされている、と韓国側の事情を伝えている。つまり、韓国側が日本資本の不動産投資を呼び掛けている指書けているこの好機を逃さず済州島に投資しろと、小沢一郎代表は話したのであろう。
買っちまえ報道の翌日に小沢一郎代表は発言を否定したようだが、それは「投資」を説いた真意が『朝日新聞』紙の報道では伝わらなかった、からだろう。
真意とは何か。遡って、金丸信が北朝鮮に関心を抱いたのは、日本で不足してきた「川砂」を求めた、為だと指摘されていた、ことに突当たる。それは今信玄と金丸信が川砂に拘ったのは当然であった。戦国の武田信玄は治山治水事業に優れた業績を残した。富士川の流れを押さえてから隣国へ進出できた。富士川は川砂の豊かな大河でもあった。
一般に大河流域の政治家は土木事業に関心を持たざるを得ない。信濃川の田中角栄、富士川の金丸信、北上川の小沢一郎などが典型である。岸信介、佐藤栄作兄弟は田んぼの畦道と海岸の防波堤には関心を抱いたらしいが、川の堤防工事に熱心だった、という噂は耳にしていない。岸・佐藤兄弟の故郷は、川と言っても、それは小川であった。増して、小泉純一郎の選挙区で大河を見付けることは至難である。
大河を選挙区に持つ政治家は治山治水を念頭に置かざるを得ない。治山治水は土木事業を伴うものであり、土建業者と親しくなるのは当然の成り行きである。
その小沢一郎代議士が済州島に目を付けたことに、南牛は予てから注目していた。済州島は世界に希な火山島である。三百数十の円錐火山が蜂の巣状に瘤起している。新しい噴火の玄武岩と古い粗面岩で構成されている島である。済州島の三多の一つに石が挙げられている。石の多さは、家々の周囲に防風を兼ねて石が積み上げられていることから、容易に分かる。
済州島という火山島を構成する玄武岩は、塩基性火山岩であり、靭性に富み、採石として好まれる。そして古い噴火の粗面岩は、港湾工事に欠かせない素材でもある。済州島とは土建業者に取って垂涎の島であった。東京では伊豆七島、阪神では家島群島が採石業の盛んな島である。伊豆七島の新島、家島の採石場に比較すれば、いや比較にならないほどに済州島は大きな島であろう。
民主党の小沢一郎代表は土建業への理解ある政治家である。済州島へ通うのは新鮮な魚貝、取り分けヒラメを食べに行っている分けはなかろう。国家の明日を考えて歩いているに違いない。JRを例に取れば、山陽新幹線の維持に、今後どれほどの骨材資源を必要とするであろうか?それの供給を管制高地から眺望するのが政治家であろう。済州島を訪れて石を眺めて廻っていたという小沢一郎代表は国を憂える政治家と言えるであろう。
海上輸送1,000Kmは陸上輸送50Kmに匹敵する。済州島から1,000Km内は、大陸沿岸、台湾、西日本などは港湾、道路、高層ビル建設現場が目白押しにある。そしてこの大陸沿岸、台湾、西日本は砕石(骨材資源)不足に陥っている地域でもある。問題は済州島の港湾と採石場の整備であろう。むろん、その整備には土地の所有関係も入る。
日本のインフラ整備に欠かせない骨材資源の不足を予測して行動している、と見るのが政治家・小沢一郎への正当な見方であり、ネット上の母親が済州島人であり、その墓参に訪れているという情報は、余りにも穿った見方であり、ガセネタである。骨材資源に興味を抱けば、墓石にも注目するだろうし、それを傍目から墓参と見られたのであろう。
済州島の買収など喋らなかった、と弁明していたが、それは済州島に投資する必要性を説いたこととは相反しない。西日本、台湾、大陸沿岸域の今後を考えると済州島の砕石業は、投資の期待される事業である。
小沢一郎代表の発言では「第7艦隊で極東におけるプレゼンスは十分だ」がある。この発言に『朝日新聞』紙は「社説」(2月28日付け)で「民主党の政権担当能力まで疑われかねない」と扱き下ろした。「生煮えの発言」とまで指摘した。その伝で言えば「済州島を買っちまえ」発言も生煮えである。だが、世界第二の経済大国が国の防衛を米国任せで良い筈はなかろう。
2009年3月17日 南牛 安部桂司
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