★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK60 > 630.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
Like a rolling bean (new) 出来事録
http://ameblo.jp/garbanzo05/day-20090323.html
2009-03-23
東京都中央区長名の都知事宛要望書(連名を拒絶する東京都に与野党が怒り)
先日、築地市場の移転反対は、巷間に誤解のあるような「業者」の運動ではなく、現地東京都中央区長も、変わらず断固反対であるという事実は、以下のエントリーに書きました。
2009-02-21
地元の中央区長は築地市場移転に変わらず断固反対・(月末まで)岩国の5万人署名にご賛同を!
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10212196980.html
★岩国の署名は3月末?まで延長されたそうです!
さて、その地元中央区長の名での、東京都知事宛の要望書があります。
実際は、これは当初区長と議会議長の連名だったそうですが、それを東京都が(連名ではだめだと)受け取りを拒絶したそうです。このやり方に、与野党ともに怒っているそうです。当たり前ですね。主権者が誰であるかを忘れた、イシハラ都政の伝統芸能と言える暴挙です。
〜〜〜
要望書の表紙と回答の一部を書き写した時点で時間切れですが、ともかく、回答は、情報をホームページやパンフレットで公開するからいいだろう、今いろいろまとめているところだ、また築地は移転するのだからあまり改修などの手を入れない、とさんざんなものです。
これぞ役人答弁で、誠意のかけらもないものです。
食の安全というよりは、都市再開発に目が向いている回答で念押ししている点にも着目です。
しかも、工法検討の技術会議(専門外の首都大学東京の学長になったロボット工学専門家が座長、内容も氏名も非公開、座長代理すらあり、しかも裏会議の存在した可能性も否定されていない)が、そもそも、無理筋の専門家会議の検討結果すら踏まえていないというすでに指摘されている問題には頬かむりしています。
これが要望書です。
区長と区議会議長の連名で出されたものだったそうですね。
内容を転記します。
要望書平成21年2月26日
東京都知事
石 原 慎 太 郎 殿中央区長
矢 田 美 英豊洲新市場予定地の土壌汚染対策に係る築地市場移転問題に関する要望について
日頃より、本区行政の推進にご理解とご協力をいただき厚く御礼申し上げます.
さて、本区にあります築地市場は、昭和10年2月の開場以来、「都民の台所」として都民の食生活を支えるとともに、全国規模の食材流通に欠かせない拠点であります.また、74年にも及ぶ歴史の中で、場外市場とともに日本の食文化を代表する「築地ブランド」を育んでまいりました。
しかし、平成11年に豊洲への移転整備が打ち出きれたことから、本区は、地域住民や市場
関係者等の移転整備に伴うさまざまな疑問や不安を受けて東京都に対して繰り返し、質問や申
し入れなどを行ってまいりました.また、豊洲新市場基本計画が公表されるなど移転計画が具体化する中、仮に市場か移転した場合にあっても、築地市橋地区が活気とにぎわいを持ち続けるためにどうあるべきかを、「築地市場地区の活気とこぎわいビジョン」の策定により明らかにし
ました。
その後、かねてから不安を抱いていた豊洲新予定地の土壌汚染については、専門家会議が設
置されたことから、その調査・検討状況を注視してまいりましたが、詳細調査で基準値を大幅|こ上回るベンゼンが検出されるなど、憂慮すべき状況が明らかとなったところであります。
きらに、専門家会議の提言を受けて対策を取りまとめるにあたり、具体約な技術・工法の公募が実施され、その評価・検証のため技術会議が設定されたことから、これらの状況の推移を慎重に見守っていたところであります。こうした経過の中、汚染物質や不透水層に関するデータの一郭が遅れて好評されたことは、甚だ遺憾であります。
このような状洸において、2月6日、技術会議の検討結果を踏まえた土壌汚染対策が発表されました。しかしながら、その内容は高度で専門的なものにもかかわらず、説明が不足しており、何よりも優先されるべき食の安全・安心が実際に確保され、将来にわたって人への健康被害を及ぼす危惧はないのか、技術会議の議事録、ヂータ等の公開も含め、十分な説明がなされなければなりません。また、交通アクセスの問題、場外市場の対応など今後のまちづくりを進める上での課題についても、地域住民や市場関係者の抱く疑問や不安が、未だ完全に払拭されているとは言えないところでもあります。
つきましては、以下の事項について明確にしていただけるよう要望いたします。
〜〜〜
回答の前半を転記します。
これがイシハラ都知事名の回答書です。
こちらが回答本文で、
これも回答本文。
回答の前半だけなんとか書き写しました。
別紙1
要望1 土壌汚染の問題
生鮮食品を取り扱う市場においては.科学的見地から食の安全・安心、及び人の健康被害の防止の確保が図られることが何よりも重要であり、その取組について広く郡民に理解され信頼を得られることが不可欠である.そのため、高度で専門的な事項にわたる土壌汚染対策の内容について、すべて明らかこし、本区をはじめ市場関係者や広く都民に対し必要な説明を十分に行い、理解を得ること。
<要望1への回答>
豊洲新市場予定地の土壌汚染対策については、専門家会議から食の安全・安心カが十分確保できるとする対策が出され、この対策を確実に実施し、高いレベルで安全・安心を確保するとした技術会議の提案に基づき、都の土壌汚染対策を取りまとめたところである。
土壌汚染対策についいて、都民等に安心してもらうため、情報を共有することが重要であり、調査結果や会議録こついて順次、公表しているところである。また都民に対し、土壌汚染対策を含め豊洲新市場整備ついて、ホームページやわかりやすいパンフレット、広報紙等を通じて周知するとともに、関係区や市場関係者に対し十分な説明を行い、周知を図っていく。質問2 築地市場用地の扱い
移転方針のもとで売却するとしている築地市場用地について、土地利用計画が明らかとなっていない。そのため、用地の扱いいついて地元民として大変懸念されることから、地域の将来像を踏まえた具体的な土地利用計画を都はどのように考えているのか明らかこすること。また本区と事前に協議を行い、市場関係者、地域住民等の意見を聴くとともに、幅広い議論を通じ英知を集め、都心に残された貴重な用地としてふさわしい活用がなされるよう十分こ配度すること。質問3 場外市場の問題
これまで、場外市場は築地市場とともに一体となって「築地ブランド」を守り、育ててきた。「築地ブランド」は今や、その名が世界にとどろき、日本屈指の観光スポットとなっている。
日本の財産である「築地ブランド」を守り、店舗数が350にのぼる場外市場を活気とにぎわいのあるまちとして発展させていくために、築地市場地区のまちづくりを都どのように考えているのか明らかにすること。
<質問2及び3への回答>
築地市場及びその周辺地域は高い開発ポテンシャルとともに、快適な水辺空間や豊かな縁の環境を有しており、こうした立地特性を活かしたまちづくりが求められている。
築地市場の跡地利用については、都民民全休の貴重な財産として、東京のまちづくりに貢献するよう、地元中央区や関係機関の意見を聞きながら、都として慎重に検討していく。
ひねくれているのでしょうか?土壌汚染や食の安全などお前らに分かることじゃないのだからお上の発信する情報を信じていればいいのだ、早く情報出せと言わずちゃんと待ってろ(その間にいくらでも料理してから「周知」できますね)としてコミュニケーションの余地は一切示していませんし、それに、そもそも現地は、「築地ブランド」など「日本の文化」などには固執せず、壮大なる都市計画に貢献しろ、と、いずれも命令されているように聞こえてしまいます。
〜〜〜
そういえば、技術会議の原島座長が、技術会議期間中に、クビ大(=首都大学東京)の学長に内定したことにはすっかり驚いていました。
2008-12-14
首都大学東京学長人事の背景(組合による『秘密裏に進められた「学長選考」に怒りをもって抗議する』)
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10177903945.html
一方の、前段の専門家会議の平田座長は、東京都の情報公開のまずさをその後の新聞取材でも指摘していらっしゃいました。そうしたところ、なんとやはりご自身の大学で、やはり学長候補でいらっしゃるのですね。
和歌山大学教職員組合の資料(PDF)
http://www.wakumi.sakura.ne.jp/kurenai/2008/08kurenainews15.pdf
しかし、特段東京都と関係しない国立大学ですから、まさにこれは単なる「偶然」なのだでしょう、きっと。
あるいは、「それだけ優秀な学者を集めたんだから」、などと都知事は会見で語るかもしれませんね(脳内にふくらむバーチャル記者会見イメージ・・・)。
それにしても、都のこの事業での座長とは、「結果論として」大変な栄転ポストであったと言えるのでしょう。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK60掲示板
フォローアップ: