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2009/3/21 10:00
http://netallica.yahoo.co.jp/news/70837
レストランの格付けで有名な仏ミシュラン社が日本の旅行ガイドを刊行したが、二階経産相の選挙区(和歌山3区)にも、ガイドブックが作成できるほど「問題アリ」の公共事業がある。
●椿山ダム(日高郡日高川町=ムダ格付け★)
二階と西松建設の“蜜月関係の原点”とされるダムだ。1964年に現地調査に着手。24年後の88年に総事業費630億円をかけて完成した。
「県議会で最初にダムの必要性を訴えたのは、二階氏の父・俊太郎元県議です。きっかけは、289人もの死者・行方不明者を出した53年の大洪水でした。二階氏も県議当選後から、父の意思を継ぐべく、ダムの早期完成に尽力したのです」(地元関係者)
ダム本体と直下の美山水力発電所の工事を請け負ったのが、西松主体の共同事業体(JV)だ。80年に約122億円で落札した。西松の当時の現地責任者は金山良治氏。後に社長、会長を歴任、現在は最高顧問の大幹部である。
地元市議は「ダム建設時に金山氏と昵懇(じっこん)となったことで、二階氏は西松との関係を深めていった」と指摘する。
●南紀白浜空港(西牟婁郡白浜町=★★)
西松が90年から94年にかけ、空港移設や滑走路延長工事を次々と受注。JV分も含めると29件、計173億円の工事を請け負った。関連工事費は総額336億円で、実に5割以上が西松に渡ったことになる。
現在は名古屋便や福岡便が相次いで撤退。運航はJAL東京便のみで存続が危ぶまれている。
●岩屋トンネル(東牟婁郡太地町=★★★)
ナント、出口は海。行き先を失ったトンネルだ。96年に約6億円をかけて“完成”。財政難で放置された県道の一部だ。使い道のないトンネル工事の大半は地方債で賄われ、借金返済には道路特定財源も充てられている。
●日高港新エネルギーパーク(御坊市塩屋町=★★+半分)
日刊ゲンダイ本紙既報の「380億円の巨大釣り堀」と化した日高港の外れにある。07年にオープンした「次世代エネルギー」の体験施設で、入り口には二階が揮毫(きごう)した看板が掲げられている。
06年1月に田辺市で催された「1日経産省」で当時、小泉内閣の経産相だった二階が提唱。関西電力の費用負担で建設された。関電は建設費を明かしていない。
「99年に日高港に隣接する関電の火力発電所の南側を埋め立て、第2発電所の建設計画が浮上。これで日高港も潤うと地元は期待したが、05年に計画中止。パーク建設は関電の“罪滅ぼし”でしょう」(元御坊市議)
施設は閑古鳥が鳴く状況で、太陽光で走るソーラーカーが無造作に放置されていた。
(取材協力=ジャーナリスト・横田一)
(日刊ゲンダイ2009年3月18日掲載)
2009/3/21 10:00 更新
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