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2009/3/19 10:00
http://netallica.yahoo.co.jp/news/70596
●人口8000人の町に16億円の豪華役場
二階経産相の選挙区(和歌山3区)には、西松建設が大型工事を独占した自治体まで存在する。有田郡広川町――。二階の熱心な支援者が2代にわたって町長を務める町だ。
広川町は和歌山市の中心から南に約40キロ。有田地方の最南端に位置し、人口7958人、わずか2711世帯と有田で最も人が少ない町だ。そんな寂れた町の北西部、眼前に湯浅広港が広がる浜辺にドンと豪華な役場がそびえ立っている。
施工は西松建設。1995年に16億4800万円、96.79%という高落札率で請け負った。この豪華役場は広さ約8万7000平方メートルという埋め立て地に建てられ、かつての港を埋め立てたのも西松建設……。
93年5月に埋め立て工事を13億2870万円で受注し、こちらも94.86%という高落札率だ。03年にも広川町から湯浅御坊道「広川南IC」部分の町道改良工事を2億8350万円で落札した。
受注総額32億6020万円は、広川町の年度予算に匹敵する。赤ん坊から後期高齢者まで町民1人当たり41万円、1世帯120万円の税金が西松1社に流れた計算だ。
いずれの工事も、81年から6期24年にわたってトップに君臨した石原久男前町長の任期中に行われた。この石原氏こそ、地元で「二階の譜代大名、城代家老」と称された人物である。
2人の絆が固まったのは、最後の中選挙区選挙となった93年。定員2人の旧和歌山2区で当時、新生党の二階は自民候補の野田実、東力両氏と激しく争った。
「有田地方の他の首長が地元出身の野田氏を応援する中、石原氏だけが唯一、二階氏を全面支援したのです。2人の接近は、広川町で持ち上がったゴルフ場建設計画がきっかけ、と聞いています。当選後、二階氏は毎年『国政報告会』や『新年の集い』を必ず催すなど広川町をホームタウン視。西松が受注した広川南ICも、二階氏の熱心な誘致活動のおかげで実現したものです」(地元政界関係者)
05年の引退後に石原氏が後継指名したのが、白倉充現町長(67)だ。町助役として一連の西松工事発注に関わり、「石原氏以上に二階氏と親密」(地元関係者)とされる。
「広川町は1979年から11年間『財政再建団体』に陥り、その間、オンボロ役場で町職員は我慢してきた。そんな経緯を知ってか、豪華役場にも町民の批判は少ないのです」(地元住民)
今年2月に前町長の石原氏は享年80で急逝した。どんな秘密を墓場まで持って行ったのか。
(日刊ゲンダイ2009年3月16日掲載)
2009/3/19 10:00 更新
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