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http://anarchist.seesaa.net/article/115810077.html
日曜日、フォーラム神保町で、
「青年将校化する東京地検特捜部〜小沢第一秘書逮捕にみる検察の暴走〜」という討論会が行われた。
こりゃ行かなきゃ、と思ったが締め切られていて、仕方なくネット中継で見ることとなった(見逃した人も上記URLにて視聴できます)。
出席者は、魚住昭 佐藤優 鈴木宗男 田原総一朗 平野貞夫 宮崎オヤブン。司会の二木啓孝さんもタジタジの展開。
特に権力と寝ている田原の「鍋奉行」のような仕切りがタビタビ行われ、宮崎親分と平野さんの裏話がほとんど聴けなかったのにはイラッときた。
いろいろな話がされたが、
今回の国策捜査を明快にデカイ声で話したムネオの話が面白かったので載録する。
ムネオ
西松建設事件、大久保さんと言う秘書が逮捕されましたね。
それじゃぁ、大久保さんと云う秘書がどの程度の人なのか、我々政治家や秘書仲間の間では良く知られているんですよ。
大久保さんと云う人は力がない、ハッキリ云って。(笑) ゼネコンの人が相手にしている秘書じゃないですよ。(笑)
そこでみなさん、これだけは覚えていてください。
西松の政治団体から小沢さんの政治団体に献金がいく枠組みを作ったのは高橋嘉信と云う、大久保さんの前の秘書ですよ。この人、小沢さんのおかげで国会議員1期やってますよ。ところが国会議員になってから増長しちゃって、後援者からも「これはダメだ、小沢さん斬らんといかん」といって斬られた人ですよ。
この男がいま何をやっているかというと、自民党岩手県の選挙区支部の支部長。第4区選挙区と云えば、小沢さんの選挙区ですよ。
ここでみなさん、ドロドロとしたものを感じませんか?(大笑)
(報道では)大久保さんが何かしらゼネコン影響力をもっているようなことを云っているが、秘書仲間でも永田町でも、そんな話はない。前任者の高橋が枠をつくって、高橋が傲慢で不遜な男であった、というのがもっぱらの話ですよ。(笑)
私は大久保さんが検察に誘導されたり、(心理的な)圧力に屈しないで正直に話していれば、形式犯の政治資金規正法だけの起訴であれば、逆に検察のやりすぎだ、と云う世論の批判が出てくると思います。
私は冷静にこの事件は見たほうが良いと思っているんです。
大久保さんや、今回(任意の)事情聴衆をされる石川さんと云うのは、言ってみれば高橋さんの下にいて、そのまま引き継いだだけなんですから。
いわんや小沢さんが記者会見で云いました。「秘書を信じている」これは私もわかるんです。私が中川一郎の秘書をやっておって、代議士と秘書と云うのは最高の信頼関係ですよ。
ロッキード事件があった時、田中先生が捕まって中川先生は、
「俺は捕まらない、俺は田中のようにはならない。なぜか? 俺が大変な時には鈴木が代わりに捕まってくれるから心配ない」(大笑)
いや、笑いますけどそれぐらいの信頼関係を秘書と云うのは大体もっていたんですよ。
佐藤優
鈴木さん、あんまり本当のこと云うと、また捕まるんじゃないですか? (大笑)
(中略)
ムネオ
私は冷静に永田町にいてですよ、小沢事務所のあり方などを見とっても、高橋さんの前にいた人は中条さんという人でね、この人は人格者でした。しかし、その中条さんという人を追い出したのは高橋嘉信さんと云う人ですよ。(笑)
高橋と云う男が作った(西松建設献金の)枠組みですよ。しかもその男が自民党の支部長で、小沢さんと相対すると云った。
(中略)
いま西松建設事件を調べている検事は谷川さんと云う次席検事ですが、この前は(岩手)盛岡地検にいたのですから、おそらくそこでいろんな情報を集めているのだろうと思いますね。(高橋は)なにがしかの情報提供をしていたのかもしれません。
検察と云うのはね、手足が無いのですよ。
(情報)リークをして世論の反応を見て、またリークをする、と云う繰り返しなんです。
同時に検察の情報と云うのはですね、週刊誌とかブラック・ジャーナリストの情報を(取調室に)山のように積み上げて、私の時もですよ、「これは事実ですか」と訊いてくるのですから。それを訊いてきたのが谷川さんですから。
佐藤優
(ムネオさんの)取り調べ担当だったんですね、谷川さんは。 (大笑) それでは性格も良くわかっているわけですね?
ムネオ
偶然ですね、東京地検の吉田と云う人も「やまりん事件」やったときの担当ですよ。
さてさて、小沢秘書の拘留期限は今月の24日だ。
それまでに小沢に対する「あっせん利得処罰法」違反で起訴されることはないだろう。なぜなら、そのようなことは自民党代議士が昔からやっていることで珍しいことでもなんでもないからだ。
結局、政治資金報告書への虚偽記載という微罪で起訴ということになりそうだと、今日の日刊ゲンダイが記事にしている。
それでも小沢に手をつけたのはなぜか。何かから目をそらしたかった。たぶん、それは日本郵政、かんぽの宿問題でしょう。あのまま掘り下げていけば、錚々たる財界人がお縄になっておかしくない闇が隠されている。西松事件をはるかにしのぐ政財界の癒着が出てくる。小泉改革の信奉者が多い官僚機構は、そこで保身に走った。メディアの関心と政局を切り替える必要があったのです。
結果的に、あの大騒ぎとなった「かんぽの宿問題」がうやむやに終わろうとしているのは事実。
さてさて、このことで誰が得をしたのか?
麻生か、検察官僚か、それとも竹中か……。
タグ:検察 小沢一郎 鈴木宗男 竹中平蔵 自民党 佐藤優
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