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【探偵ファイル】麻生「とてつもない日本」人気は自民党支持者の自演?
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http://www.tanteifile.com/newswatch/2009/03/14_01/index.html
●更新日 03/14●
麻生「とてつもない日本」人気は自民党支持者の自演?
2ちゃんねるの祭りをきっかけに、麻生太郎首相の著作「とてつもない日本」(新潮選書、2007年刊)の売り上げが急増したという。
同書を一斉に買おうという動きが2009年3月10日にあったと、マスコミもこぞって取り上げた。特に話題になったのが、「とくダネ!」出演者らの発言だった(http://www.youtube.com/watch?v=_DYaLZ6ErnY)。その中でも「他に、あまり楽しいことがないんでしょうかね」という藤田朋子の発言は、2ちゃんねる利用者らを刺激したようである。
番組中で放映された映像の中には、祭りに参加した人物へのインタビューもあった。首相の著作を4冊も購入したという女性は、「ポジティブに思いを出せる募金みたいなものですね」と発言。これに対して、様々な意見が飛び交った。話題になるや否や、彼女のAAも作られて、各所に貼り付けられた。
それだけでなく、この女性がどんな人物かということも注目された。番組中で紹介されていた彼女の名前で検索すると、同姓同名で顔もそっくりな人物が「松本純の国会奮戦記」の2008年2月22日の更新「国会見学ぞくぞくと!高須グループほか」に掲載されていると判明。松本氏は、衆議院議長公邸で見学者らと会ったという。
2ちゃんねるでは、彼女を自民党の「工作員」扱いする書き込みが続出。そのような背景を知らないまま祭りを報じたマスコミも踊らされていたのではないか、といった批判的な見解も。今回の祭りは、「麻生総理がマスコミや各所からバッシングを受け、支持率も低迷している今だからこそ著作購入を通して麻生首相支持を表明するイベント」と位置づけられていた。
その意味では、麻生首相寄りの人物が起こした祭りであることは当初から明らかだった。とはいえ、平均的な麻生首相支持者と比べれば、彼女はずっと熱心な支持者なのだろうとされた。そのような人物が、一般的な2ちゃんねる利用者であるかのようにインタビューに応じていたということについて、各種の議論が展開された。
女性の「正体」の発覚と共に、産経新聞にコメントを出した札幌国際大学教授の大月隆寛氏にもツッコミが続出。大月氏は「マスコミの激しい麻生たたきに対して、町人気質が異議を唱え、多くの賛同者を生んだと考えるべきだ」と述べた。大月氏が祭りの背景を知っていたら、同じコメントを発しただろうかと指摘されている。
件の女性も、自分が「とてつもない」注目を集めることになるなどとは、夢にも思っていなかっただろう。
探偵T
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