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2009年3月16日 第7号 (*9条改憲阻止の会 連帯ニュース)
久しぶりに面白い討論会に行ってきた、というわけで報告
■ 天候が不安定なのが春の特徴であるが、今年は「小沢一郎秘書の献金疑惑での逮捕」という春一番級の嵐が吹いている。政治的な嵐は一夜にして収まるというわけにはいかないものなのだが、その行方に人々は様々の思いを込めて見守っている。小沢一郎の民主党党首辞任を秘かに期待する向きもいるだろうし、また、彼がこの荒波を乗り切って政権交代にこぎつけることを願う人もいる。遠くアメリカや中国で事態を見守る人もいるに違いない。この事件には日本の政権交代のかかる選挙が待ち構えていて、それに関係していることを人々が感じているためだ。昨夜は宮崎学さんや二木啓孝さんらの「神保町フォラム」が主催した「青年将校化する東京地検特捜部〜小沢一郎秘書逮捕にみる検察の暴走〜」と題する討論会に出かけてきた。
■ パネラーは「佐藤優、鈴木宗男、平野貞夫、魚住昭、田原総一朗、宮崎学」などの面々であったが,会場からの飛び入りもあって、討論は白熱し久々におもしろかった。共通して、何故、選挙を間近に控えた今、「政治資金規正法」で野党党首の秘書の逮捕に踏み切ったかという疑念があった。この逮捕の目的が政治資金疑惑の解明というよりは別の政治的意味があるのではという疑念が共通してあるといえる。巷ではアメリカの意向である、政権にある与党の差し金だ、あるいは官僚の総意であるなどが取沙汰されている。小沢一郎を党首とする民主党への政権交代を危惧するものの意向を汲んだ検察特捜部の行為であるというわけだ。具体的な情報を持たない市井の人々はマスコミのリークする検察情報を信じるか、それを人ひねりして考え直すしかない。今回の事件は検察が政治的意味や効果を狙ったものだという疑念は多くの人の直観するものだが、この直観は根拠のあるものだ、改めて思った。
■ この討論の中で共通していることのもう一つは検察の面々が現状の政治的不安定さに対して危機感を描き、正義の守護神として機能しようとしたのではないかということがあった。それはあの2・26事件の青年将校の正義観を想起させるものだが、この種の正義観ほど厄介で危険なものはないという認識がパネラーには共通してあった。官僚は政策遂行集団でありその機能を果たすことは重要であるが、彼らが正義観で国民の政治意思を代行しようとする事は危険である。
それは歴史の教えるところだ。このドサクサでソマリア沖への自衛艦の派遣も片隅に置かれている感がするのも癪だと思った。これは討論会の帰りに反芻していたことだ、(文責 三上治)
■関連投稿
検察庁特捜部の動き、その政治的に意味するもの―三上治(ちきゅう座)
http://www.asyura2.com/09/senkyo60/msg/190.html
投稿者 クマのプーさん 日時 2009 年 3 月 13 日
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