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永田町徒然草 No.1111
今日の永田町徒然草は、1111号である。別にどうってことではないが、2222号になるためにはあと1111回も書かかななければならない。もし「永田町徒然草No.2222」を書くことがあったとしたら、その時のテーマは何になるのであろうか。 白川勝彦Webサイトは、ホームページからアクセスしてくる方は全体の10%ちょっとに過ぎない。だから見逃している人も多いのではないか。月刊誌『フォーラム21』3月号の閻魔帳という巻頭言に、「“頭を腐らせる”という手口」という拙文を寄せた。ホームページにリンクは貼ってあるが、まず全文を引用する。
最後の節の「自公“合体”政権の崩壊は、いまやほぼ確実な情勢である」という部分にはちょっと暗雲が立ち込めてきた。原稿を送ったのは2009年3月1日午後6時過ぎであった。それから2日後に小沢氏の公設第一秘書が逮捕された。出版社の方に訂正を申し入れておけば良かったのだが、そこまでは気が回らなかった。「ほぼ確実な情報である」というのだから、特に訂正する必要はないのかもしれないが、執筆時からみれば雰囲気はかなり違っていることは事実である。 小沢事件も「“頭を腐らせる”という手口」のひとつである。情報操作による情報戦なのだ。マスコミは第四権力と言われている。現代の政治を考える場合、第四の権力を誰が掌握しているのかを考察しなければならない。第一権力は衆議院の多数党が握る。参議院で多数党になったからといっても一人前の政権党とはいえないのだ。第二権力は衆議院で過半数をとった政党あるいは連立している政党が掌握する。第三権力たる司法の首脳陣は、内閣によって任命される。自公“合体”政権の10年間で、司法もかなり劣化してしまった。 第四権力をどうやって掌握するかは、自由主義社会の政府にとって頭の痛い問題である。わが国にはNHKという“公共放送”がある。だから他の自由主義諸国の政府に比べて比較的容易な方である。いつも言っているように、自公“合体”体制はこれまでのどの政権よりもマスコミを掌握している。創価学会・公明党が権力の中枢にいるからである。この事実は忘れてはならない。 「公明党の政権参加・政教分離問題の方は、依然として曖昧模糊としている。創価学会の魔手は民主党を中心とする野党にも食い込んでいる。ここのところに注意しないと自民党を倒すことができても、日本の政治の先行きは確かなものにはならない」という部分は、小沢問題を考える際のひとつのキーである。“腐った頭”では、老獪な自公“合体”政権を倒すことなどできない。いま求められているのは格好を付けたパフォーマンスなどなくて、鋭敏な頭なのである。 それでは、また。 |
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