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「1022」 アメリカの「虎の尾」を踏んだ小沢一郎 (その2) 田中真紀子の愛国的なテレビ演説に日米謀略部隊は震え上がっただろう。 副島隆彦記 2009.3.10
副島隆彦です。 今日は、2009年3月10日です。
田中真紀子・衆議院議員が、日曜日に田原総一郎の番組に出た。その動画を私は、ユー・チューブのネット動画で見ました。そして、その感想を、9日に、「重たい掲示板」に書きました。以下に採録します。
田中真紀子の出演動画はこの一つ前の「1021」番のぼやきに転載してあります。まだの人は是非見てください。
(転載貼り付け開始)
[1205]今度の小沢一郎攻撃の謀略の、最高責任者のひとり、漆間巌(うるまいわお)を表にひきづり出すことができて良かった。田中真紀子の愛国の演説がすばらしい。
投稿者:副島隆彦投稿日:2009/03/09(Mon) 22:41:49
副島隆彦です。 今日は、2009年3月9日です。
さきほど、今日のぼやき の方に、小沢一郎への、アメリカ(CIA および、次期駐日米大使予定者=ジョゼフ・ナイ・ハーバード大学教授ら)の、対日謀略部隊が背後から計画して、一斉に動き出した、今回の、日本の検察庁を使った、卑劣な攻撃についての、私が急いで3月4日に書いた、ここの重たい掲示板の文章を移しました。 もっと、多くの人が読んでください。
ジョゼフ・ナイ・ジュニア
(学者のふりをした謀略家)
私は、今日(9日)昼ごろ、ネット上のユーチューブの、田中真紀子(たなかまきこ)衆議院議員の、実にしっかりした、電波(でんぱ)売国奴の筆頭、田原総一朗(たはらそういちろう)との、こいつに、一歩も隙(すき)を与えない、討論などというものではない、堂々たる演説、を見た(聞いた)。
昨日(8日)のテレ朝(10チャンネル)の朝の「サンデーモーニング」の番組の中である。 田中真紀子は立派である。きわめて優秀である。優れた国民政治家である。さすが愛国者・田中角栄の娘である。 こういう、危機の状況で、全く動揺することなく、彼女は、自分の役割をしっかりと自覚して、日本国民に、大きな真実を訴えていた。
そして、それとなく、しかしはっきりと、「アメリカのCIA(中央情報部、米国務省の一部)が、日本の政治警察と検察庁と、それから、メディア(新聞・テレビ)までを、大きくあやつって、それで、次の日本の政権を担う指導者を、一斉に攻撃を仕掛けて、追い落とそうとしている(自分の父親にやった時と、よく似ている)」と、実に爽(さわ)やかに弁論した。
皆さんも、ここの今日のぼやきの中に、貼り付けてある、youtube (ユーチューブ)の動画4回分の真紀子演説を、見てください。
これで、何とか日本国民の国論(こくろん)の一部が落ち着いて、真実に、それとなく気付き、「今こそ、民主党政権誕生へ。自民党の一党独裁が何十年も続くのはおかしい。日本に本当のデモクラシーを。そのためには何が何でも、政権交代の出来る国にならなくては」という、気持ちになっただろう。
自民党の中の、そして、それを支えるゴロツキの悪質な、謀略でも何でもやる、歪みきった精神をした、一部の人間たち(これも勢力である)と対決する、私たち日本国民の総意(国民のまじめな願い) との闘いである。ここは、日本のデモクラシーの生みの苦しみである。その正念場である。
アメリカは、悪あがきが過ぎる。自分たちの思うようにならないと、属国(ぞっこく)の指導者の中の、賢明で誠実な愛国者たちを、その国に潜り込ませて、育ててきた、自分の手下、配下たちを使って、失脚させる。 これには、警察幹部・検察庁・裁判官どもまで使って、実行させる。
このような、愚劣極まりないアメリカの手先となった、政治警察幹部の頂点(国家情報機関のトップ)たちや、謀略捜査(権力の乱用)を行う検察官たちを、逮捕する、仕組みは、国家には無いものか。
「イミューニティ」 immunity とは、免疫(めんえき)という、生物機能であるが、もともと、国家(民族共同体)が、自分たちの指導者たちが、外敵が仕掛けてくる、卑劣で危険な攻撃を、守るために、指導者たちに与えた、自己保存のための、切実な、防御の権利のことである。
それを、「国会議員の発言・行動の無答責(無限の発言の自由)」
とかの規定(日本国憲法第51条)で、定めているのだ。
この免疫、免責の権利のことを、日本人自身がよく分かっていない。自分たちの大切な指導者、代表に、卑劣な攻撃が、他国(強国)から仕組まれて仕掛けられた時の、対処の仕方、団結の仕方が、よく分かっていないの。イミューニティ(免疫、防疫、免責)という権限のことを、誰も知っていない。
今回は、6日になって急に、漆間巌(うるまいわお)という、警察庁長官あがりで、まんまと、官房副長官になり上がっていた男が、正面に浮かび上がってきて、こいつを日本国民の前に、今日(9日)に、引き釣りだ出すことができた。国会の参考人質問に呼びつけて、ボロボロに答弁させた。
漆間巌・官房副長官
この警察官僚のトップの男が、アメリカのCIAの指図で、あれこれ、画策して、小沢一郎の失脚を、狙って、司法を使った国家犯罪を企てたのだ。この男を、愛国派の官僚たちからの内部からの告発があって、表面に引き釣り出すことが出来て、本当に良かった。
この売国奴の顔を私たちは、しっかりと見るべきだ。 この男と、行動を共にしている、政治警察・弾圧機構・公設暴力団たちを、勢力全体として、もっともっと表面に出すべきだ。 この勢力と連携する、大新聞、テレビ局の幹部どもの動きを、コンスピラシー(共同謀議、共謀共同正犯=きょうぼうきょうどうせいはん=)として、暴きたて、証明すべきである。
今度の、小沢一郎への、突発的な卑劣な攻撃は、検察、政治警察とメディア(新聞・テレビ)までが、グルになって、一斉に、3月3日から、合図をして、行った集団犯罪である。決して自民党の政権内部からの動きではない。一種の小型クーデター(クープ、国家転覆)である。
これを、国民の叡智(えいち)で、何とかすんでのところで、防ぎ止め、防御できて本当に良かった。
悪あがきをする、内部から破産しつつあるアメリカ帝国の、断末魔の仕業である。「ああ、どうも、失敗したな」と、手先の表面の代表である小泉純一郎・竹中平蔵たちでも舌打ちしているだろう。それでも、検察・警察の、このあとの暴走は続く。 民主党を、5月の総選挙(衆議院議員選挙)で、大勝させないためだったら、アメリカのヒラリー派はなんでもやる気だ。
ジョゼフ・ナイ系の「ソフトパワー」(柔らかそうな手口にみせかける属国への支配力)理論の実践としての、属国とは言え国民国家(ネイション・ステイト)である私たちの祖国の骨格への、不正な(本来あるべき正義=ジャスティス=を欠いた)攻撃は、このあとも続く。
だから、私たちの側も、まず、引き釣り出した漆間巌(うるまいわお)の首を取って、さらに、その周りにいることははっきりしている、アメリカの手先に成り下がっている国家情報(インテリジェンス)官僚たちを、集団として、炙(あぶ)り出し、アメリカの日本への国家危難行為、主権侵害行為として摘発し、国民の前に、明らかのすべきだ。
残念ながら、日本国民の側は、何の準備も、捜査部隊も持たない。だからこそ、若い優れた政治家集団である、今の民主党の国会議員(国民の代表)たちに期待しなければならない。それが、もし駄目になって、彼らさえも屈服し、集団で追い詰められる、という時期が来るなら、その時は、仕方が無い。私たち国民が、直接の国民運動に立ち上がらなければならないだろう。まだその時期ではない。
私たちは、このあと、日本の警察トップや、検察官たちを上手に使って操(あやつ)っているアメリカの情報部の、日本に常駐している組織のことを、調べて明らかにしなければならない。 日本国民の大切な指導者たちに対して、目に余る、汚いことを仕掛けてくることを止(や)めさせなければならない。 お前たちは、もう、そろそろ、日本国から撤退せよ。日本国の主権侵害である。
同じく自民党の腐れ果てた穢(きたな)い部分を作っている人間たちも、もう、いい加減にしろ。政権交替されると、自分たちが長年、とぐろ を巻いて、確保してきた利権と地位が奪われるものだから、アメリカの謀略部隊の忠実な手下として、愛国派に襲い掛かることをしてきた。
お前たちの悪行(あくぎょう)も、目に余る。 そして、テレビ・新聞・雑誌の中のアメリカの手先どもも、これまでに、やってきたことが酷(ひど)すぎる。真実の報道をせずに、日本国民を洗脳する道具として、長年、犯罪的な番組作りをやってきた。毎日の馬鹿テレび番組で、日本国民は、もう十分に白痴(はくち)化している。お前たちも、もうそろそろ舞台から退場しろ。
日本国は、今のアメリカ帝国の危機と衰退への突入を捉えて、何とか部分的な自立、自分たちに出来る限りの独立 の気運を掴(つか)もうちしているのだ。 まじめで必死の思いの、私たちの独立自尊(どくりつじそん)に向かった努力の、邪魔をするな。私たちは、国民政治家・小沢一郎と共に、日本国の真の独立への道を、団結して進んでゆこうとしているのである。あんまり、見苦しい邪魔をするな。
副島隆彦拝
(転載貼り付け始め)
● 「民主党、政府高官=漆間(うるま) 官房副長官とみて予算委員会への出席を要求」
朝日新聞 2009年3月7日
西松建設の違法献金事件で「自民党側は立件できない」と発言した政府高官は6日夜、改めて記者団の取材に応じ、「一般論として、違法性の認識の立証がいかに難しいかという話をした。 『自民党側に捜査が及ばない』とは言っていない」と発言を否定した。
一方、民主党はこの政府高官を元警察庁長官で官僚トップの漆間巌(うるま・いわお)官房副長官とみて、週明けの国会で追及する。政府高官は記者団に「記者の皆さんのとらえ方で、私の本意ではない」と釈明。「捜査は検察が決めることで、私は情報が入る立場ではない」と捜査情報を踏まえた発言でないことも強調した。朝日新聞はこの高官に身分を公表するよう求めたが拒まれた。
この問題で民主党は、9日の参院予算委員会に政府参考人として漆間氏の出席を要求し、発言の主であるかどうかを直接ただす構え。だが、政府は応じない方針だ。
また新党大地の鈴木宗男(すずきむねお)代表 は6日夜のBS放送の番組で、「漆間氏が『自民党に発展しない』と言うことがおかしい。権力側が裏でつるんでやってるという話になる」と実名を挙げて批判した。 漆間氏は警察庁長官を経て、麻生内閣発足の08年9月に中央省庁を束ねる事務担当の官房副長官に就任した。
政府高官の発言が出たのは定期的に開かれる記者団との懇談。メモをとらないオフレコ扱いで、政策などの真意や背景を聞く場だ。 記者はニュース性があると判断した発言は、「政府高官」を主語にして報じる。
● 「選択」誌 2008年12月号 「情報カプセル、政治 」
「民主党・長妻議員の動きにピリピリする霞が関」 霞が関の「居酒屋タクシー」問題を、各府省庁への「質問」で暴いた民主党の長妻昭(ながつまあきら) 衆院議員。
その長妻氏が十月、内閣総務官室あてに「首相官邸に百二十人分の空き執務スペースがあるのか」 という資料請求をしたため、霞が関の官僚らの間に緊張が走った。
民主が政権を奪取した場合、小沢一郎代表は、中央官庁の機構改革を断行して総勢百人以上の 議員を各省庁に配置すると明言している。 「長妻氏の資料請求は、官邸にも大量の議員や民間人を送り込むことを想定してのことだ」 と民主党関係者は解説する。
この話は所管の内閣府から霞が関全体に一気に広がった。「民主党政権が誕生すれば、役所の幹部ポストについて政治家と民間人の任用が格段に増えることは確実。ポストを 失う各省庁の幹部たちはピリピリしている。 天下りなど認められるはずもないし」と財務省関係者。
この資料請求を受け、警察庁など 複数の省庁で、民主党の霞が関改革、特に人事方針に関して情報収集するよう号令がかけられたという。 ある中央官庁幹部は「とにかく民主党に政権をとらせなければすむことだ。 元警察庁長官の漆間巌(うるまいわお) 官房副長官の指揮のもと、警察庁や国税庁などが民主党議員のスキャンダル探しに躍起となっている」と語る。
● (副島隆彦注記。今から4年前の新聞記事。政治警察=警備警察のトップの、裏金スキャンダルだ。この 漆間巌(うるしまいわお)が、アメリカの情報機関の意向を強く受けて動く、日本の情報官僚の現役のトップだ。副島隆彦注記終わり)
「漆間巌(うるまいわお、元警察庁長官 )が「捜査費」で宴会を開いていた」
2005年9月 9日 (金)
漆間巌警察庁長官が「捜査費」で宴会を開いていた 漆間巌(うるま・いわお)警察庁長官(60歳)が愛知県警察本部長時代 (1996年8月20日〜1999年1月8日)、「捜査費」(国費) で宴会を開いていたことが、筆者が情報公開法により入手した 「3月分捜査費明細書」という文書からわかった。
●「政府高官発言が波紋、自民も激怒、官邸は火消し−西松献金事件」
時事通信 2009年3月7日
西松建設による違法献金事件で小沢一郎民主党代表の公設秘書が逮捕されたことに関し、東京地検特捜部の捜査が自民党議員にまでは広がらないとの見通しを示した政府高官発言が6日、波紋を広げた。民主党が強く反発したのはもちろん、政権と捜査当局との「癒着」を連想させかねない言動には自民党からも怒りの声が上がり、政府は火消しに追われた。
「首相官邸は緊張感を持って対応するように」。自民党の大島理森国対委員長は同日午前、政府側から出た不用意な発言に対し、河村建夫官房長官に電話で抗議。河村氏は「申し訳ない」と陳謝した。これに先立つ党役員連絡会でも、菅義偉選対副委員長が「実態が分からないのに、分かったようなことを言うべきではない」と厳しく批判した。
問題となっているのは、自民党議員への捜査拡大に否定的見解を示した5日の高官発言。同高官は理由として「(小沢氏秘書の場合は)西松建設への請求書があった」と指摘した。 同社OBが代表だった政治団体からは、自民党二階派や複数の同党議員にも資金の提供があった。このため同党内には、事件が飛び火する可能性も否定できないとして、事態の推移を見守ろうとする空気が強い。政府・与党が検察の捜査を激しく批判した小沢氏の姿勢に絞って追及する戦略を取ってきたのは、このためだ。
そこへ飛び出した政府高官発言は、民主党に「国策捜査だ」との主張を再び強めさせる口実を与えた。同党の鳩山由紀夫幹事長は6日午前、記者団に「検察側との間で何らかの『できレース』があると思わざるを得ない」 と指摘。午後の記者会見でも「馬脚を現した。なぜ検察の捜査の行方に確信的な言動ができるのか」と批判のトーンを上げた。
官邸は沈静化に躍起だ。麻生太郎首相は同日の参院予算委員会で、社民党の福島瑞穂(ふくしまみずほ) 党首の質問に「(発言は)全く承知していない」と答弁。河村氏も会見で「検察は法と証拠に基づきしっかり対応してきた。(発言によって)捜査が曲げられるということはあり得ないと確信している」と強調した。しかし、民主党は高官発言を国会で追及する構えで、余波は続きそうだ。(了)
● 「【国民新党】亀井静香氏「かんぽ問題で郵政資産を竹中氏の言うファミリーが食い物にしてる。私どもは東京地検特捜部に告発しますよ」」 2009/03/02
国民新党・亀井静香氏
「いま、かんぽの問題が出てるけど、これなんか郵政資産をね。まあ、あなた(竹中平蔵氏) の言うファミリーがね 食い物にしてるでしょ。 私ども国民新党は今、調査を進めてますからね。 東京地検特捜部に告発しますよ。 検事総長にね。これをちゃんとやれないようだとね。(検察庁の)存在価値すらないと思っていますよ。 これほどね、大きな事件は近来ないと思ってます 」
http://www.youtube.com/watch?v=rV_U3pfamCs の1分15秒より一部を記者が書き
起こし
テレビ朝日の 「サンデープロジェクト」の 動画全部
亀井静香 vs 竹中平蔵 09/3/1
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。これからも「副島隆彦の学問道場」への皆様のご支援を、重ねてよろしくお願い申し上げます。
副島隆彦拝
2009/03/10(Tue) No.01
[新世紀人コメント]
副島氏の語る事の総てに同意するものではないが、参考になるところが多いので転載した。
「決して自民党の政権内部からの動きではない。一種の小型クーデター(クープ、国家転覆)である。」
とあるが、果たしてそうであろうか?
アソウ政権は漆間を完全に庇ってしまったのである。
アソウが共犯者であるのかどうかは判らないところではあるが、現実にはアソウは小沢氏攻撃を推進しているのである。
そうであるかぎりクーデター(国家転覆)とは言えないだろう。
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