★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK60 > 166.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
2009/3/13 10:00
http://netallica.yahoo.co.jp/news/69777
●警察の裏金巡って国会でヤリ玉
漆間巌官房副長官のオフレコ発言問題。麻生内閣は、あくまでも“見解の相違”で幕引きを図ろうとしているが、野党は納得していない。証人喚問の声も上がっていて、このままでは済まされない。
今回の漆間発言に「政権の捜査介入」と、いち早く追及の声を上げたのは民主党だった。小沢代表の公設秘書逮捕を「国策捜査」と批判していることが背景にあるのはもちろんだが、実はもうひとつ、漆間と民主の間には、過去に2年にわたる因縁対決があったのだ。
「警察の裏金問題が世間を騒がせていた04〜05年当時、漆間さんは警察庁長官だった。民主党は、『警察不正経理疑惑調査・警察改革推進本部』を立ち上げ、国会の委員会でチクチク攻撃しただけでなく、全国の県警の実地調査を行ったうえ、警察庁に乗り込んで漆間長官に全容解明を要求した。漆間さんが民主党に対し、苦々しく思っていたのは間違いないでしょう」(民主党関係者)
さらに漆間は、今回と似た“不適切発言”で、民主の猛攻撃を浴びたこともあった。05年6月、宮城県の浅野知事(当時)が県警の捜査報償費を凍結したことを、漆間は「言語道断」と批判。民主は、「県民から選ばれた知事に対して官僚がこういう発言をすること自体、許しがたい」と、発言の撤回を求めた。この後、郵政解散・総選挙があり、漆間発言を巡る問題はいったんウヤムヤになったものの、漆間VS。民主のバトルは続き、05年秋の臨時国会でも裏金問題で漆間は何度となくヤリ玉に挙げられていたのだ。
麻生政権発足時に警察庁長官経験者の漆間を官房副長官に起用した異例人事の狙いは、拉致事件対策に加え「総選挙に向けた民主党のスキャンダル探し」とささやかれたものだ。漆間と民主党との過去の因縁を見れば、なるほどと思えてくる話である。
(日刊ゲンダイ2009年3月10日掲載)
2009/3/13 10:00 更新
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK60掲示板
フォローアップ: