★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK60 > 129.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
2009/3/12 10:00
http://netallica.yahoo.co.jp/news/69630
●警視庁長官から異例の大抜擢
西松建設の違法献金事件について「自民党側は立件できないと思う」と口を滑らせ、10日の国会で釈明することになった漆間巌官房副長官(63)。さすがに閣僚や与党からも「軽率だ」と批判が噴出しているが、このフザけた発言をした漆間とは一体どんな男なのか。
漆間は東京都出身。都立日比谷高から東大法学部に進学。69年に警察庁に入庁し、在ソ連日本大使館1等書記官や、愛知県警本部長、警視庁副総監などを経て、04年に警察庁長官に上り詰めた。
「漆間家は筋金入りの警察一家です。父親は警視庁で署長を務め、10歳上の兄も広島県警本部長、警察庁保安部長を経て、最後は中部管区警察局長に就いた。警察官を目指したのは、父親がいた警察署の風呂で起きたボヤを見つけ、『感謝されたから』。ピアノが趣味という意外な面も持っています」(事情通)
出世街道に乗れたのは、愛知県警本部長時代に発覚した捜査費をめぐるウラ帳簿問題だった。
「この問題では、捜査費を慰労会に支出していたのが本部長の漆間氏本人だったことに加え、帳簿の過去の記述に兄の名前も見つかるという大失態だった。ところが、県議会や会計検査院の追及をうまく“かわした”ことで株が急上昇。警察官僚としての地位を不動にしていったのです」(愛知県議会関係者)
そもそも官僚組織トップの官房副長官に警察官僚が就くのは異例のことだ。これまでは旧自治省や旧厚生省などの事務次官経験者が就くのが慣例だった。それを破って漆間が就任したのは、安倍元首相との強いつながりだ。
「漆間氏は警察庁外事1課長として、大韓航空機爆破事件の元工作員、金賢姫を事情聴取した経験があり、拉致問題に対しても強硬姿勢。これが官邸への権力集中を目指していた安倍元首相に気に入られた。安倍政権時代は官房副長官への起用が見送られましたが、安倍元首相と仲のいい麻生首相が引き上げた格好です」(霞が関関係者)
それにしてもなぜ、こんなバカな発言をしたのか。
「政界から聞こえてくるのは『官邸が機能しないのは漆間副長官が原因だ』『この経済危機に経済オンチはいらない』という声ばかりです。とにかく評判が悪い。本人も焦っているのではないか。今度の件も点数稼ぎを狙いすぎた結果かもしれません」(前出の関係者)
更迭されるのも時間の問題だろう。
(日刊ゲンダイ2009年3月9日掲載)
2009/3/12 10:00 更新
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK60掲示板
フォローアップ: