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3月9日11時44分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090309-00000541-san-pol
□説明責任果たしてないは76.6%
産経新聞社は7、8の両日、FNN(フジニュースネットワーク)と合同で世論調査を実施した。民主党の小沢一郎代表の公設第1秘書が政治資金規正法違反容疑で逮捕されたことに関連しては、小沢氏が「責任を取って代表を辞任すべきだ」としたのは47・4%で、「辞任すべきとは思わない」の41.4%を上回った。
事件に対する小沢氏の説明については「説明責任を果たしている」は18.2%にとどまり、「説明責任を果たしているとは思わない」の回答は76.6%と8割近くに達した。小沢氏への有権者の視線の厳しさを浮き彫りにする結果となった。
政党支持率では、民主党は2月21、22日の前回調査から2.0ポイント減の23.9%で、自民党は4・7ポイント増の26.6%で、昨年11月の調査以来、民主党を上回った。
「麻生太郎首相と小沢代表のどちらが首相にふさわしいか」の質問では、小沢氏が前回比14.6ポイント減の29.8%と大きく支持を失ったが、同4.3ポイント増の23.2%だった麻生首相を依然上回った。
この質問は昨年9月の麻生内閣発足以来行っており、当初は麻生首相が51.3%、小沢氏が26.9%だったが、麻生首相の漢字の読み違えなどの失態で、昨年11月に小沢氏が逆転。前回は小沢氏が麻生首相を25.5ポイント大きく引き離したが、今回はその差が6.6ポイントまで縮まり、小沢民主党への有権者の視線が厳しくなりつつある。
「どちらを信頼できるか」との質問では、麻生首相が前回比9.1ポイント増の32.7%だったのに対し、小沢氏が12.4ポイント減の31.4%で麻生首相が逆転した。
次期衆院選の比例代表で投票を予定している政党でも、民主党が36.3%で、6.6ポイント減ったのに対し、自民党は30.9%で、4.8ポイント増加するなど、西松事件をめぐる一連の小沢氏の言動が有権者の不信感を強めている実態が明らかになった。
麻生太郎内閣の支持率は前回調査より5.6ポイント増えて17.0%だった。不支持は71.0%。支持率は政権発足後、初めて上昇に転じたが依然低い水準にとどまり、「麻生不信」が解消されたとはいえない。
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