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2009/3/9 10:00
http://netallica.yahoo.co.jp/news/69193
「東北で公共工事をスムーズに受注するためだった」――。大マスコミは、西松建設が民主党の小沢代表側への献金を強化した理由をこう“解説”していた。では、森元首相サイドにも同じダミー団体を通じて献金を続けた理由は何なのか。西松は、森が長年“旗振り役”を務める北陸新幹線(北幹)工事をコンスタントに受注してきた事実があるのだ。
西松はダミーの政治団体「新政治問題研究会」(06年解散)を使って、02〜05年の4年間に森の資金管理団体「春風会」に計500万円を支出していた。この時期の西松の受注実績を調べると、興味深い事実が浮かび上がる。
別表の通り、西松の共同企業体(JV)は北幹の工事受注を堅調に重ねてきたのだ。
西松は、小沢側に献金を続けた時期に岩手の「胆沢ダム」工事(約47億7500万円)を請け負うなど、東北の公共工事をコンスタントに受注したことが問題視されている。受注額の規模を見ると、北幹工事の方がはるかに上だ。
森は北陸新幹線に思い入れがある。00年末に政府・与党は、フル規格での建設を決めたが、当時の首相は森だ。赤字化がささやかれていただけに、当時の野中広務幹事長すら「“我田引鉄”だ」と非難した。
「故郷・石川までの新幹線開通が森氏の悲願です。首相を離れた後も、熱心に活動し、その成果を地元でアピールしてきた。09年度予算案では、初めて1000億円を超える建設費が北幹に盛り込まれました」(政界関係者)
森自身、昨年暮れの地元紙「北国新聞」のインタビューで〈これから、どれだけ北陸(新幹線)に財源を上積みできるか。僕も新幹線に自分の足で乗りたい。そんな気構えでやっていきますよ〉と率直に語っていた。
献金について森事務所は、日刊ゲンダイ本紙の取材に「寄付などの原資がどのような経路をたどって捻出されていたかなどについて、当時まったく知りませんでしたし、現在も知りません」と弁護士を通じて回答。献金と北幹工事の受注の因果関係についても「まったくありません」と答えた。
5日、森はダミー団体からの資金を返却する意向を固めた。「次期首相候補」と「元首相」。2つの献金の構図はどこがどう違うのか。
【西松建設が受注した主な北陸新幹線工事】
◇入札時期/工事名/請負代金
◆00年3月/飯山トンネル・東菅沼工区/39億4000万円
◆02年1月/松ノ木トンネル・西工区(1期)/39億3000万円
◆03年3月/第1黒部トンネル/35億4000万円
◆04年11月/松ノ木トンネル・西工区(2期)/13億9500万円
◆08年8月/小布施高架橋/19億円
◆08年10月/富山水橋田伏高架橋/28億5600万円
*発注者はすべて鉄道建設・運輸施設整備支援機構(旧日本鉄道建設公団)
(日刊ゲンダイ2009年3月6日掲載)
2009/3/9 10:00 更新
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