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http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/2009-03.html#20090308
西松献金事件、「自民党側は立件できない」発言が漆間官房副長官であることが明らかになり、予測の難しい展開に陥ってきました。警察官僚が事件に言及すれば、一般論を述べたでは済まず、警察権力への圧力、もしくは国策捜査との謗りを受け続けることになります。
例えば二階経産相を参考人招致、という話もありますが、強制捜査や逮捕が伴わなければ単なるパフォーマンスとの目で見られます。小沢氏と事情が異なる部分は、他の多くのメディアで指摘もあるように、金額の多さという点でしか、検察から示された情報はこれまでなく、与党議員の方が利益誘導という観点では、より重大な問題を多く含むことになります。
逆に、漆間氏が現職に留まれば与党議員側に捜査が及ばないことについて、一々に疑惑が呈されます。今回の発言により、説明責任という点ではナゼ検察が与党議員を捜査しないのか?という点に焦点が当たり、その度説明責任が必要になる可能性もあります。自身の置かれた立場、身分と、その発言において、的確に説明が尽くせる方策は残念ながら見当たりません。
与党も漆間氏を庇い続ければ、政権に打撃となります。ナゼいきなり逮捕、強制捜査なのか?私もずっと謎に感じていましたが、漆間氏の発言が、官房側によるゴーサインであれば頷けることになります。自民党議員にはゴーを出さない、そうしたメッセージ、サインとの受け止めに信憑性を生じたことが、今回の発言による政権政党による検察への関与、という疑惑に繋がるのです。
現状まで物証が示されない、世論誘導とも取れる情報ばかりが繁茂しています。前回も指摘しましたが、流される報道の内、西松建設を政治団体と読み替えれば、一切の違法性はこの事件にないことになります。政治資金規正法違反の虚偽記載ではなく、贈収賄で検挙するためにあえて逮捕、強制捜査に及んだとなれば別件逮捕、違法捜査との疑いまで出ることになります。捜査対象の切り替え、などが公表されれば益々その方面での疑惑が生じることになるのでしょう。
今回の漆間氏の発言、事件性という点で今後、どう向かうのかを縛ってしまった感があります。どういう方向になっても、この事件は自民対民主、という構図でしか歴史の中で語られなくなりました。ということは、明らかに検察の敗北であり、現場で捜査する人間の心も折れてしまうでしょう。正義が権力により捻じ曲げられる、検察が最も嫌う構図でしか事件が展開しません。
自民による誘導捜査、この疑惑を拭うためには官房長官による厳重注意程度ではすみません。今後、自民も民主も出方次第では大政局になります。検察も絡み、三竦みでどう動いていくのか?本当に一大疑獄事件に発展する可能性まで、滲んできたのでしょうね。
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