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http://blog.livedoor.jp/tuigeki/archives/52292248.html
検察に左右される国家でいいのか 検察が前面に出て国の行方を左右するのは後進国なみだ。 わが国はいま半世紀近くにわたる長期政権からの交代期でもある。検察のとった行動はそれを阻むベクトルのものだ。検察は政治にかかわらないという建前をも踏みにじるもので看過できない。 特捜部の最大の責務は普通の警察や検察では手に負えない権力犯罪を摘発することにある。民主党は政権交代間際といわれているが、現時点では野党で政治権力は持ち合わせていない。それを検察が叩くのは過去にも例がないし、政治的弾圧となんら変わるところがない。 もし、小沢周辺にカネにまつわる問題があったとしても、今の時点で強制捜査をするのは、たとえ動かぬ証拠があったとしても政治的行動になる。避けるのが当然で、検察のやっていることはあまりにおかしい。動かぬ証拠があったなら、なおのこと今やる必要はない。総選挙後にやればいいのだ。 違法な献金をしたとして問題になっている西松建設は与野党とわず政界の多方面に長年にわたってカネをばら撒いている。中央政界だけでなく数人の知事周辺にもカネは流れているようだ。慢性的にカネの流れがあると、献金と請託との関連を証明するのは難しい。 この事件の直接の被害者はいない。強いて言えば国民ということになるのだろうが、検察が事件だというから事件になっているともいえる。 この件に関連して、村井仁長野県知事の側近、右近謙一参事が3日間にわたる特捜部の事情聴取の後2月24日に自殺している。 長野県議会や村井知事は特捜部に対して、右近参事にいったいどんな事情聴取を行ったのですか?と問いただしてもいいのだがそんな空気はない。右近氏は人によっては図太いと表現する人もいるくらい精神的にタフな人だ。ちょっとやそっとのことで自殺するような人ではない─と多くの人が思っていた。それが、議会開会中の最中に、路上の電柱で首をつったのだ。よっぽど切羽詰ってのことと思われる。検察がどのようなことをしたのか、議会は問いただす必要があるのではないか。なにしろ知事の片腕の参事なのだから。県民にとっても損失だ。ありていに言えば、右近参事は検察に殺されたようなものだ。黙って見過ごす法はない。 私が憂慮するのは、政治家とカネにまつわる嫌悪感や小沢嫌いからか、国民の間に検察の動きに対する批判があまりないことだ。私も同じ嫌悪感を持つものだが、ここは事態を一歩引いて眺めてみたい。今の流れは間違いなく検察の意向によって左右されている。問題は一政治家の犯罪ではない。国の行方だ。 |
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