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http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/2009-03.html#20090304
今日、2次補正関連法案が衆院で3分の2を使って再可決されました。造反は小泉氏と小野氏のみ、小泉氏は届け出たのでお咎めなし、小野氏は戒告です。郵政解散以来、造反し難い空気を作ったのは小泉氏であり、選挙が近い今造反も難しかった、というのが現状だったのでしょう。
小泉氏は「今後政局の話はしない」としたそうですが、世論を読んで風を起こそうとしたものの、小泉改革に疑問符がつく今、国民からの人気も凋落気味。笛を吹いても踊る人は少なく、これ以上の失態はJr.の当落に影響する、との判断もあるのでしょう。恩赦、とも言われる小泉氏への処分なしは、演説のうまい小泉氏を働かす恰好の材料に使おう、との思惑も透けて見えます。
小沢氏が公設第一秘書の逮捕を受け、記者会見を開いています。検察との徹底抗戦を唱えましたが、田中角栄氏直系の後継者と目される小沢氏とすれば当然の行動でしょう。自民党が「我々に国策捜査を指示する権限はない」としていますが、その通りです。ただ法務省等々の、秘書逮捕まで至る筋書き、官僚たちをそのシナリオで動かした力があるとすれば、それは米国です。
20日、延長を含めて40日の拘留期間、選挙日程、これらを鑑みれば逮捕時期は2月初めでも良かったはずです。しかしクリントン国務長官来日、これを待つ必要が生じた。会談の内容をうけ、米国は小沢氏を危険とみなして外務省サイドから手を回した。国策捜査とは、そういう意味になります。これが事実とすれば、ロッキード事件と背後関係は極めて似てくるのでしょうね。
昨日は逮捕の経緯が不明でしたが、どうやら西松建設側に秘書が請求書を送付していた、それが物証となるようです。ただ政治団体側から依頼され、疑問に思いながら送った等の理由を述べられると、公判を維持できない可能性もあります。地検がそれ以上の証拠を握れなければ、最高裁までもつれ込み、一方側の証言のみでは裁判官も五分五分の判断に陥りかないと思われます。
地検は金額の大きさが逮捕の一因、との見方も示したようです。しかしそれだと、法的正義を遵守する態度と言えず、小沢氏のなぜ自分だけ?という答えにはなりません。請求書によりそれが立証できるのか?それとも別の隠し玉をもつのか?それが控訴から公判へ、捜査や裁判を行う上での争点になっていくのでしょう。
小沢氏の記者会見、民主党内の動きを封じることには成功しましたが、危機管理ではマイナスです。国民に不信感を与えたことには誠実に謝罪し、その上で真実を白日の下に晒すとの意気込みを見せれば及第点。一旦党代表を預かりとし、次の不測の事態に備えればプラスだったはずです。
週末に各メディアの世論調査も出ますが、民主党の支持はやや落ちるはずです。ただ次の選挙、支持票より大きなウェイトを占めるのが、不支持票と見ています。無党派層が拡大し、より不支持票を集める受け皿になるのはどこか?そうした視点で、結果には注目していますね。
★小沢一郎と民主党は、自公と官僚、アメリカを敵に回したということか。
小沢の首を差し出したくらいではアメリカは許してくれないだろうから、ここは腹をくくって徹底抗戦を進めるしかないだろう。
問題は民主の若手にそれだけの度胸があるかどうか。
喧嘩上手の小沢一郎であれば、アメリカ相手に大立ち回りを見せてほしいところだが。
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