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http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/2009-03.html#20090303
小沢民主党代表の公設第一秘書が、西松建設裏金献金問題で、政治資金規正法違反で逮捕されました。東京地検が動いている、とかねて囁かれていましたが、選挙も近く、また米国務相との会談後、という国策捜査を疑われるこのタイミングで地検が動いたのは、幾つか理由も考えられます。
2つの政治団体から2100万円の献金、これも仮に陸山会が相手をダミー組織と知らなければ、法的な責任は通常問われません。道義的に返すかどうかは政治家の判断であり、これは名簿に上がる与野党の政治家、それぞれの問題になります。つまりこれは迂回献金、ダミーとの認識をもっていたかが問われるものであり、本来地検としては極めて難しい犯罪と呼べるものです。
通常、こうした捜査ではまず任意同行です。年度内に立件したい、40日拘留期間のギリギリのタイミングとはいえ、いきなり逮捕はよほど確信がないと出来ません。例えば秘書名の記載された領収書、献金を無心する音声テープ、などが発見された場合であれば問題ありません。
しかし西松建設側のみの証言であれば、その他の献金を受けた政治家、与野党問わず一斉捜査のはずですし、一方側のみの証言では相手側を即逮捕で拘留とするのは難しい。仮に無実で損害賠償請求などが起きた場合の影響を考えれば、公設秘書という重要性を考えても、踏み込み難いのです。
逮捕に至った経緯が、任意同行を拒否したこと以外なら、実は収支報告書以上の献金が渡っている、即ち虚偽報告が捜査の本筋では?そういう見方もできます。ただいずれの場合も、任意同行で事情を訊くのではなく、いきなり逮捕というのは地検特捜部の自信と覚悟を窺わせるものです。
この動き、実は小沢氏にとって都合いい、と見ることも可能です。以前から小沢氏には健康問題があり、首相は難しいと見ていました。これは恰好の口実を与え、党代表の座を下りないまま、選挙ではネクスト内閣としての党首を発表し、自分は院生を布くために後方に回ることが想定できます。仮に連座となっても数年は先ですし、現実問題その頃には政界引退を決めているでしょう。
しかも地検はこの時期、もう一つの大きな山で動いているとも伝わります。仮にそちらが動き出せば、政界に再び激震が走るといわれ、選挙前にまだ紆余曲折もありそうです。
自民の古賀選対が景気対策策定と同時の解散に言及し、またこの事件で解散時期も早まる感があります。どのような思惑であれ、解散は国民の望むことであり、投票結果に国民の意思は反映されるでしょう。敵失ばかりの草野球、と政治を例えるのはよくないかもしれませんが、早く政治が正常な状態に至るよう、総選挙ではマニフェストをきちんと見ていくことが大事なのでしょうね。
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