| Tweet |
定額給付金２兆円などを実施するための予算案が国会で認められる見通しだ。しかし、多分、２兆円というかなりな規模のお金を使える機会は今後あまりなくなるはずだ。
援助の仕方を説明するものに「魚を与えるよりも網の作り方を教える」と言う文がある。食料不足の地に食物を運んでも食べてしまえばそれでまた振り出しに戻るだけ。網の使い方を教えて自分で食物を取れるように、自立できるようにすることが必要だと言うもの。
これと同じで、定額給付金は、一時的に景気を高めることはあれ、景気を立ち直らせることはとてもできない。しかも、２兆円投じても、経済効果は数千億円分あればいい方だと言われている。更に、支給事務経費が約１０００億円かかる。
これは天下の愚策でしかない。鳩山邦夫総務大臣は、東京中央郵便局の建替えに待ったをかけるのなら、正に、この定額給付金に待ったをかけるべきだ。麻生総理の命令だからそれに従うと言うのはかなり無理がある。なぜなら、麻生総理がこのことを言い出したということではないからだ。彼が就任前に給付金のことは生活支援金などと言う形で話題に出ている。閣議で、記者が居ないところで、麻生首相が意見を変えたと言う形にしても、ともかく、定額給付金はやめると政策変更をすべきだ。これをやれば、鳩山邦夫は男が上がるであろう。
反対に、定額給付金をこのままやれば、今後、予算がないという話題が出るたびに、あの愚策を通したのは自民党と公明党だと言われるであろう。
なお、自分としては、地熱発電所建設に使うべきだと思う。地熱は１００％国産エネルギーだし、ソーラーとか風力のように気象条件に左右されない。また、発電実績があり、かなり安定的に発電できる。
下に引用する記事だと４万キロワット級の地熱発電所建設で４００億円かかるとのことだ。しかし、自分はそれが信じられない。鹿児島の指宿にある山川地熱発電所、http://www.yado.co.jp/kankou/kagosima/ibusuki/yamagawatinetu/yamagawatinetu.htm
http://ka.kyuden.co.jp//company_institution_yamagawa-tenji
などに写真があるが、２万キロワット級だが、敷地は中学校の校庭ぐらいのもので、地上設備も１００億もかけたものとは思えない。
自分としては、せいぜい、２万キロワット級で、５０億円もあれば作れるのだと思う。もちろん、これは、井戸掘り地点が確定している場合の費用で、どこに掘るのかをいろいろ調査する場合は、それなりにかかるだろうから別の話だ。ただ、地熱有望地点は、既に調べがついていて、インターネットなどでも、見ることができる。http://www.nedo.go.jp/enetai/chinetsu/sokushin/
には、蒸気発電が可能な温度 200℃以上 の３４地域：八幡平東部、銅山川下流、粟野・手洗、胆振、湯沢雄勝、奥会津、下北、吾妻北部、豊羽、雲仙西部、上川、久住、八雲、皆瀬、猪苗代、登別、阿寒、田沢湖東部、八甲田西部、岩手山西部、八丈島、水分峠南部、阿女鱒岳、阿蘇山西部、猿倉嶽、白鳥、標津岳、山葵沢、安代、熊石、武佐岳、秋ノ宮、辻之岳、桑ノ沢 が上げられている。
２万キロワット級で５０億円なら、原子力より安い。絶対安全でもある。
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090104AT1D250E502012009.html
地熱発電所、三菱マテなど20年ぶり新設 政府、春に支援策
地下の熱水や蒸気を利用する地熱発電所の新建設計画がほぼ20年ぶりに国内で動き出す。三菱マテリアルとＪパワーは共同で約400億円を投じ、2016年にも出力6万キロワットの発電設備を建設。日鉄鉱業と九州電力も約200億円で発電所を新設する。政府も今春に資金面などの支援策をまとめる方針で、二酸化炭素（ＣＯ2）をあまり出さず、燃料価格の乱高下リスクがない地熱を国産エネルギーとして活用する動きが広がりそうだ。
三菱マテとＪパワーは秋田県湯沢市で、09年度から本格的な事業化調査（ＦＳ）に入る。地下2000メートル前後から熱水や蒸気をくみ上げ、発電設備で利用する。環境アセスメントなどを経て着工、16年にも稼働させる。電力は東北電力などへ販売する。三菱マテはすでに国内2カ所、Ｊパワーは1カ所に地熱発電所を持つ。(03日 07:00)
▲このページのＴＯＰへ HOME > 政治・選挙・ＮＨＫ59掲示板
フォローアップ:
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,ＭＬを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。