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大阪にも“派遣村” 相談窓口や炊き出し
2009/2/28
http://www.business-i.jp/news/flash-page/news/200902280117a.nwc
派遣労働者らの大量失業を懸念し、関西５労組らでつくるＮＰＯ法人「非正規労働者のための協働センター」が２８日、大阪市西区のユニオン会館旧館で、派遣労働者の職や住居の確保などを支援する「派遣切り相談村・関西」をスタートさせた。１日まで。東京・日比谷の年越し派遣村の主催者からの提案を受けて作られた大阪版の派遣村。同様の取り組みは、全国各地でも予定されており、関係者は「各地で支援の輪を広げたい」と話している。
相談村の会場ではこの日午前１０時から、労組役員らによる相談窓口を開設。野菜の煮物などの炊き出しも準備され、２日間で計約３００食分の炊き出しが用意された。
相談に訪れた堺市の男性（３５）は「眼鏡メーカーの契約社員で働いてきたが、３月末で契約更新できないといわれた。この相談を聞いて、非正規でも加入できる組合があると知った。仕事を続けたいので今後、会社と交渉したい」と話していた。
また、製造業で事務をしている女性（３２）から「当初は正社員にしてあげるといわれ３年勤務したが、業務縮小を受け、今は『結婚してやめたら』と嫌がらせをされている」という電話相談も寄せられた。
相談村の村長を務める西山直洋さんは「相談者の中には、年末に職を失ってまだ次の仕事が見つからないという人もいる。今後は各地域で支援の輪を広げていきたい」と話していた。
一方、年越し派遣村と同様の取り組みはこのほかにも、市民団体などが愛知や京都、大阪など６都市で計画している。日程は仙台市（３月１５日）、さいたま市（同２１、２２日）、浜松市（同２９、３０日）、愛知県岡崎市（同２１、２２日）、京都市（同８、２２日）、大阪市（同２１、２２日）。
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