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(回答先: 民主・小沢氏「第7艦隊」発言、与野党に波紋【日経】 投稿者 ワヤクチャ 日時 2009 年 2 月 28 日 11:07:42)
小沢「在日米軍削減」は民主党外交路線の頼りなさ示す【JAN JAN】
http://www.news.janjan.jp/government/0902/0902278387/1.php
瀬田隆一郎2009/02/28
小沢民主党代表が在日米軍の大幅な削減を提唱したが、政権獲得が現実化しているこの時期だけに、反発が強い。
これは反射的に自衛隊増強を意味するが、周辺に多数の「爆弾」を抱える日本が、米軍に肩代わりして抑え込む力はない。
結局、日本と周辺国の軍事的均衡を揺るがすだけで終わるだろう。
小沢氏の真意が分からない。
2月24日、民主党の小沢代表が在日米軍の大幅な削減に言及したが、当事者である米国はもちろんのこと、与野党からも批判の声が上がっている。
極東地域での米軍のプレゼンスは第7艦隊だけで十分という「仰天発言」なのだから当然だろう。
与党からは「日米同盟の否定だ」と批判され、他の野党からも軍拡を匂わせた点を突っ込まれている。
言うまでもなく、日本周辺は「爆弾」を抱えている。
核開発、ミサイル発射、日本にとってはこれに加えて拉致問題を抱える北朝鮮。
そして「一つの中国」を看板に掲げて軍拡に邁進する中国と、そこからの独立をかけて火花を散らし続けている台湾。
これらが今日まで暴発を免れてきたのも、在日米軍の存在によるところが大きいのは言うまでもない。
それをなくすということは、米軍に成り代わって自衛隊が極東地域に睨みを利かせるということである。
即ち有事の際には他国の紛争への軍事介入を肯定するわけで、実現には憲法改正と自衛隊の抜本的な再編成が不可欠となるだろう。
軍拡にひた走る中国とのバランスを考えれば、防衛予算も激増させなければなるまい。
しかし、現在の民主党に果たしてそれが出来るのかというと、残念ながら可能性はゼロと断言してよい。
第1の理由が、民主党を構成する議員のうち、過半が旧社会党出身者である点だ。
社会党の歴史的に見ても、軍備増強を前提とした改憲を小沢党首の「鶴の一声」で応諾するとは考えられない。
もしそのような事態になれば、「党が割れる」どころか、小沢氏一派が民主党から「パージされる」という可能性もありうるだろう。
2番目の理由が、政権獲得の際に社民党が政権与党として合流する公算が高いことが挙げられる。
社会党の後継で、改憲や軍備増強を脊髄反射的に拒絶し続けている同党もまた、これらの構想には死にもの狂いで抵抗するはずだ。
これらを考え合わせれば、スムーズに運ぶのはせいぜい「在日米軍縮小」までだろう。
むしろこれだけは旧社会党や社民党は双手を挙げて賛成するかも知れない。
しかし、それと並行して行われるべき自衛隊の増強がなされる可能性は絶望的に低い。
民主党自体、かつて防衛予算の5,000億円削減を提言していた事実も忘れてはならない。
結果として、日本の防衛体制だけでなく周辺国の軍事的均衡まで揺るがすだけに終わる可能性が高い。
そうなって笑うのは一体誰なのか。少なくとも日本国民でないことだけは確かだ。
これまでの民主党は、野党の立場ゆえに上層部の無責任な発言も見逃されてきた。
政権獲得が現実的になりつつあるこの時期にこのような発言をすることは何を意味するか。
それが小沢氏には想像出来ないのだろうか。
既にロイター通信やブルームバーグはこの件を大きく取り上げている。
これを読んだ海外の人々は、今後の日本をどのように想像するだろうか。
そういえば、民主党の長島氏は「政権を獲得したら小沢氏は君子豹変するから」と知人たちをなだめていたらしい。
ならばこの発言も、政権獲得の暁にはあっさり翻されるのだろうか。
だとしたら我々は、小沢氏の発言をどこまで信じて良いのだろうか。
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