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2009-02-26 19:31:59 江副某なる人物が公開寸前の未公開株、それも公開されれば急騰すること確実の未公開株を、政界などにばらまいて世間を騒がせた事件を今だ記憶する人は多いだろう。不動産会社、リクルートコスモスの未公開株だった。 汚い事件に関わりのある会社というものはやはりいつまで経っても汚いままだ。そのリクルートコスモスの後進にあたる会社が、いま世間を騒がせている「かんぽの宿・濡れ手に泡」一括売却問題にもかかわっている。 以下は「しんぶん赤旗・日曜版」(2009年3月1日号・4面)から直接貼り付け。 ============================================ 郵政民営化の旗を振ったオリックスに格安で一括売却する契約で批判され、売却が白紙撤回となった「かんぽの宿」。ところが規制緩和の旗振り役が日本郵政の不動産を大量購入していた事例がほかにもありました。 三浦誠、山田健介記者 総務省の元幹部は、そう指摘します。 日本郵政は、公社化した2003年4月以降、所有不動産を売却してきました。その際とったのが、全国の郵便局跡地や社宅用地をまとめて売る「バルクセール」(一括売却)でした。 日本郵政はこれまで一般競争入札で大規模なバルクセールを3回おこないました。 公社化以降に日本郵政が売却した不動産は合計634件。このうちバルクセールでの売却が7割近くを占めています。 これだけの高額物件を一体どんな企業が落札したのか―。 実は、三つともリクルートコスモス(現、コスモスイニシア)を代表とする企業グループが落札していました。 「親会社のリクルートの会長(当時)は、01年から04年にかけて政府の総合規制改革会議の要員だった。オリックスへの『かんぽの宿』売却と同様に“出来レース”なのでは」 24日の衆院総務委員会で日本共産党の塩川てつや議員は、そう指摘しました。 鳩山総務相も答弁で、「疑問を抱くのは私だけではない」と疑念を表明しました。 いずれの売却も入札業務は三菱信託銀行(1件)、中央三井信託銀行(2件)に手数料を払って委託しました。 バルクセールで売却された不動産は、購入企業に千円と評価されて、4900万円で転売された沖縄のグラウンドなど“超お買い得”物件も。 福袋のように なぜ、千円などの評価が―。 大手銀行幹部は解説します。 「バルクセールは、福袋のように、まとめて売る。それを購入した企業グループが、分け取りする。税金の関係もあるので、物件ごとに評価額をつける。その際、端数の処理をするために千円だとか1万円とかの評価額の物件が出るんですよ」 バルクセールの入札参加資格そのものにも“仕掛け”があります。 入札参加資格は、国内で過去5年間に100億円以上の不動産購入実績がある業者でした。(07年は50億円以上) 旧郵政省幹部は「そもそもこれではまとめて買う資金力のある大手企業しか参加できない」と批判します。 「バルクセールはもともと外資系企業が得意とする手法でした」と語るのは元みずほ銀行支店長で作家の江上剛氏。「日本ではバブル崩壊後の不良債権処理として銀行が使った。それを外資系企業が、転売するなどして巨額の利益を得た」と指摘します。 江上氏は、その手法を日本郵政が導入することについて疑念を表します。 「郵政関連の物件はそもそも国民の財産だ。かんぽの宿のなかには地元で営々と営業しているものもある。そうした事情を全く考慮しないで十把一からげにしてあたかも不良債権の処理と同じように一括売却したことに大きな問題がある」 郵政民営化関連法は12年9月30日までに「かんぽの宿」などの売却を決めています。資産売却は民営化の基本方針の一つなのです。 ------------------------------------
http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10215088247.html から転載。
gataro-cloneの投稿
<郵政不動産一括売却の闇>入札資格大手のみ(例えば元リクルートコスモスなど)/転売で巨利も
テーマ:電子版にない「しんぶん赤旗記事」
「日本郵政公社の時代に、不動産をまとめて、どんどん売却していった。あれで大もうけした会社がある」
−05年3月、60物件を約164億円で売却。
−06年2月、186物件を約212億円で売却。
−07年2月、178物件を115億円で売却。
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