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どうする小泉氏処分=異例の造反宣言、対応定まらず−自民
自民党執行部は、小泉純一郎元首相が「定額給付金関連法案」の衆院再議決で予告通りに欠席した場合の対応に苦慮している。根強い人気を維持する小泉氏を処分すれば、自民党への逆風がさらに強まりかねず、見送れば党内に示しがつかないからだ。処分をちらつかせてはいるが、事前に方針を決めるのは難しそうだ。
「今の段階ではそういうことが起こっていないので(処分は)考えていない」。細田博之幹事長は20日の記者会見で、小泉氏が衆院本会議を欠席した場合の対応を聞かれ、こうかわした。
小泉氏は12日に郵政民営化見直しをめぐり麻生太郎首相を批判した際、関連法案についても「3分の2を使ってでも成立させなければとは思わない」と再議決に異議を示したが、18日のモスクワでの記者会見では「本会議を欠席する」と明言した。首相経験者が、事前に造反を宣言するなど前代未聞で、発言はたちまち波紋を広げた。
関連法案の衆院通過時に欠席した松浪健太氏は党則で2番目に軽い「戒告」処分。20日の党役員連絡会で笹川堯総務会長は「位の上の人が同じことをやると罪が重い」と松浪氏よりも厳しい処分を科すべきだと主張した。執行部が、処分の構えを見せるのは、小泉氏に同調する動きを抑える狙いもある。
一方で党内には「欠席なら処分を見送ればいい」(幹部)との声もある。給付金の評判が芳しくない中、処分すれば小泉氏に同情が集まりかねない上、同氏が次にどういう行動に出るか読めないという事情がある。中川秀直元幹事長は記者団に「今までもそういうことはいっぱいあり、大きなことにはなってない」と執行部をけん制した。
モスクワから同日午前に帰国した小泉氏は、「静かにしている。きょうは誰にも会わない」と周辺に語り、午後の衆院本会議を欠席した。小泉内閣でともに要職に起用された細田氏と町村派を率いる町村信孝前官房長官は国会内で対応を協議。終了後、町村氏は「賢明な判断をされると思っている」と言葉少なだった。(了)
(2009/02/20-20:17)
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