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(回答先: ウソニュース(続9) 再生4 投稿者 taked4700 日時 2009 年 2 月 21 日 04:42:44)
「いいかい、地熱発電をやると強調するんだ。石油やウランなどの資源は分布に片寄りがある。だから、資源の争奪戦争が起る。しかし、地熱発電は国土があればどこでも今や可能になっている。地震国でなくても、安定した大陸プレートの上にある国でも、地下10km以上でも、高温で安定した熱源の側で発電ができるようになっている。蒸気を汲み上げず、熱源の直ぐ側に発電ユニットを埋め込むことで直接発電ができるからね。」レスタ−・ブラウンが図を示しながらジャネットに説明していた。「この技術は日本で開発されていたものだ。ところが不思議なことに日本政府はそれを使おうとしなかった。」
「それはいいね。ガイザースはもう時代遅れになっているし、地震がまた起きるかも知れない。原子力に比べて幾ら安全だと言っても、送電線などがやられるからね。」ラルフ・ネーダーが付加えた。「それから、日本が地熱発電にしり込みしたのは西側諸国からの圧力があったからだよ。田中角栄がエネルギー自立を試みて失脚したのと同じだね。」
「ええ、地熱発電は大地の恵み。ネィティブアメリカンは大昔から地熱を利用していたわ。」ジャネットはそう言って、二人を見た。二人がそれ以上何も言わないようなので、自分の考えを言うことにした。「中東やイラクの戦争をもっと取り上げたいわ。子供をなくした母親の悲しみや怒りをもっとみんなに知ってもらいたい。生身の体が傷つくとはどんなことか、ビデオゲームとは違うのだと知ってもらいたい。」二人がうなずくのを見てジャネットは続けた。「生とか死の意味についてもみんなと話したい。生命そのものが神だと伝えたい。生まれてくる赤ん坊は何もできない。歩くことも話すことも出来ない。でも頭の中は全知全能の神が宿っているわ。あの無垢な微笑。汚れを知らない眼差し。そこにこそ神が宿っていると告げているわ。何もできないからこそ全知全能なのよ。何かをするということは他の何かを捨て去ること。何かができるということは他の何かを断念すること。」ジャネットはしばらく黙って二人を見つめた。「死ぬことも同じだわ。木を削って何かの形を作る。何かの形を作ることが生きること。一日一日を生きることは、自分の体を、自分の心を削って一つの形を作っていくこと。そして、やがて、削るものがなくなって死んでいくのよ。でも、亡くなることはもう一度無に返る事で、新しい生命が生まれるための準備だわ。どんなに素晴らしい形を作っても、やがてなくなっていく。どんなにひどい形でも、やはり無に返る。だからこそ死に意味があるのよ。」
ちょうど同じ頃、ロバートもアンソニーに向かって同じようなことを話していた。「双子の娘を産んで直ぐに妻は死んでしまった。どうやって育てたらいいか、分からなかった。でも、二人を見ていたら、勇気が湧いてきた。寝顔を見ていたら、いとしさで胸がいっぱいになった。二人が笑うと世界が平和に満ちているように見えた。」アンソニーが相槌を打った。「自分もそう思ったことがあります。だからこそ子育てができるのです。子育てこそ最も素晴らしい仕事ですね。しかし、今の人々はそのことを忘れている。上流階級ほどそうです。子育てを他人に任せ、自分たちは快楽に溺れているのですから。」「だから、グリーンパーティの『子供たちを見て』と言うキャンペーンはそのことを言っているのかも知れない。これは、大化けするかも知れないね。」そうロバートは言って軽く頷いた。
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